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何処ですか?

暗闇から解放されて初めのうちは視界がボヤけていたが徐々に視界がハッキリとしてくる。 天井? 「あき、目が覚めたのか?お腹空いてないか?」 あき? 僕の状態って柔らかなベッドに寝かされていて・・・・。 手と足を動かそうとすると動かなくて起き上がることもできない。 よく見るとベッドの両サイドに手足を固定する様に皮の紐みたいなので縛られている。 口には声が出ない様にガムテープが貼られていた。 何が起きてるの? 何が起きているか分からなくて恐怖が僕に襲いかかってきた。 そう高校生の時僕が集団で犯された時みたいに身体が強張りガクガクと震えて目に涙が溜まり出してきた。 「あき?寒いのか?」 男は僕の頬に触れて愛おしそうに見つめてくる。 触らせて僕は嫌悪感で首を横にフルフルと振ると今度は両手で頬に触れて横に首が振れない様に凄い力で押さえ付けられた。 恐怖でまともに顔を見ていなかったが至近距離で男の顔があった。 その男は桧山さんでどうしてこんな事をされているのか分からなくて余計に混乱してきた。 いつも黒岡さんと優しい声で名前を呼んでくれて暖かく微笑んでくれていた桧山さん。 今の桧山さんは目が血走り何かに取り憑かれたかと思うくらい形相が変わっている。 冷たく笑う桧山さん。 怖い・・・・・助けて蒼大!

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