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良かったな side大輝 1

いぶちゃんに痛い事をしていた悪い奴はお巡りさんに捕まえられました。 テレビで見る様なお巡りさん達が悪い奴を捕まえるのを見て僕はカッコイイと思って見てたんだ。 「大輝、怪我ないか?」 「僕は大丈夫だよ。いぶちゃん。」 「良かった。大輝が怪我したら・・・。」 僕を抱きしめていた手の力か緩んでゆっくりといぶちゃんが僕の体からずり落ちて行った。 僕はいぶちゃんを支えようと腕に力を入れたけれどやっぱり子供の僕には力が無くて地面にいぶちゃんの頭がぶつかりそうになった。 「聖輝!」 僕の腕からいぶちゃんはそうちゃんの腕の中に引き寄せられて行ったんだ。 『おい。坊主が探していた聖輝見つかって良かったな。』 「タツじぃちゃん。」 振り返るとタツじぃちゃんと航ちゃんが腕を組んでニッコリ笑って僕達を見ていた。 そして航ちゃんの後ろにいた人達の黒い色が消えかけてきていて少しずつだが航ちゃんみたいに姿が見え出してきた。

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