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助かったの? 1
インターフォンが鳴り響いたのはさっき出て行った男が忘れ物をして取りに戻ったからであった。
助けが来るなんてどうしてそんな夢みたいな事を考えてしまったんだろうと思い自分をバカだなと内心笑った。
色んな事をされてもまだ冷静な部分があるんだ。
人間てわりと強くできてる。
「ほらっ、行くぞ聖輝。」
僕は今度はこの男の家にでも連れて行かれるのだろうか?
名前も知らないこの男に僕はこれから毎日の様に犯されるのだと思うと吐き気がしてきた。
気分が悪くて視界が歪む・・・。
僕は歩き出したが倒れそうになった所を男が支えてくれ転倒しなくてすんだ。
「フラフラだな聖輝。俺が支えるからちゃんと歩けよ。」
「はい。」
僕を犯す時は容赦なく痛めつけてくるのに何故か時々優しく接してくる時がある。
多分この男の気まぐれなんだと思うが今は機嫌が良くて少しだけ安心をした。
きっと機嫌が悪ければ支えてもらえず1人で歩く事になっていたと思う。
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