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お邪魔ですか? side蒼大

「そうちゃん!お菓子買ってきたよ。」 ドアを開けて勢いよく大輝が病室に入ってきた。 俺は慌てて唇を離すと聖輝を隠すように大輝の方を向いて笑いかけた。 見られたか? 「いぶちゃん、起きたの?」 「えっ?起きたかな?大輝は1人で来たのか?」 聖輝を探しに1人で遠くまで行った事があるから不安になり聞いてみる。 家から歩いて10分だが1人で出歩くのは少し心配だった。 聖輝を1人にして危ない目に合わせたんだ子供の大輝が同じ様に連れ去られたらと思うと心配で仕方がない。 「大丈夫だよ。一緒に俺が着いて来たからそんな不安そうな顔をしない蒼大君。」 「達哉さん。ありがとうございます。」 大輝の後から達哉さんが入って来たのに全く気付きもしなくて大輝にキスを見られたかもしれないという焦りがあったからだ。 「聖輝君の様子はどうかな?目を覚ました。」 「そうですね。さっき目を覚ましたんですけどまた寝たかな?」 聖輝の方に顔を向けると布団から少しだけ顔を覗かせて俺達の様子を伺っていた。

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