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止めろ! side大輝
「質問に答えてくれたら離してやる。」
「それは・・・。」
正直に話したらこの男の人は手を離してくれて海君と僕は遊びに行けるのだろうか?
海君と遊びに行きたいから僕の秘密を話してみよう。
「離せよ!」
「海君?」
海君が僕と男の人の手を離そうと一生懸命に引っ張ってるけれどやっぱり大人の力にはかなわない。
「あっち行ってろ。」
「うわっ!」
海君は男の人に突き飛ばされて地面に倒れてしまった。
それを見ていた他のほうどうじんの男の人達が海君を抱き起こしてくれた。
海君は悪くないのにどうしてこんな酷いことができるの?
「もう、止めろよ!お前らなんか大っ嫌いだぁ〜。うわぁ〜んっっ!」
「これだからガキは嫌いなんだよ。」
我慢していたけど海君が突き飛ばされたのを見て行き場の無い怒が込み上げ大泣きをしてしまった。
泣かないって決めたのに強くなると約束したのに僕はまだ弱ままだ。
「大輝を泣かせたな!」
「イテテッ!何しやがる!」
「お前みたいな大人なんかあっちに行けよ。」
海君は僕が泣いてるのを見て男の人の足を蹴っていたけどすぐに止められてしまった。
誰か助けてよ。
海君がまた痛い事されちゃうよ。
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