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ここ病院だよ 4
「ごめん。怖かったか?」
蒼大の手の動きが止まり心配そうに僕を見つめている。
きっと蒼大は僕の身体がビクッとなったから恐怖を感じたと思っているんだ。
桧山にされていた事は恐怖と気持ち悪さがあったけれど今僕に触れている蒼大の手は優しく温かなものだと伝わってくる。
思い出したら恐怖を感じるが僕に触れているのは蒼大。
だから怖くない。
「あの・・・感じて・・・・身体がビクッとなったの怖くないから蒼大・・僕に触れて・・・ううっ・・・・はあぁ・・・。」
蒼大は僕の唇に貪りつくように吸い付いてきて蒼大の熱が唇から伝わってくるようだ。
もっと、もっと、もっと蒼大に触れたいよ。
僕は蒼大の首に手を回して蒼大が欲しいという感情を溢れ出させ激しく蒼大の舌に自分の舌を絡めた。
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