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クリスマス会 1
クリスマス会当日の朝を迎えた。
まだ外は薄暗くて寝付きが悪かった僕は時計を見るとまだ7時くらいだった。
睡眠薬を飲めば良かったかなとフッと思ったが蒼大が側にいる安心感で退院してからは眠れていたんだ。
なるべくなら薬は飲みたくなかった。
寝付きが悪かったのは大輝の事を考えていたからだと分かっている。
蒼大も心配をして僕が目を覚ますと同じ様に目を覚まし声を掛けて大丈夫だと優しく抱きしめてくれた。
今日はお昼頃に悠真と春樹が家に来るんだ。
大輝に会えるのを楽しみにしている2人に暗い顔は見せれないよね。
いつのタイミングで大輝に話をしても泣いてしまうかもしれない。
だったら朝ご飯を食べた後にちゃんと話をしよう。
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