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クリスマス会 4

「ただいま!」 「おかえりぃ〜!!そうちゃ〜ん!あっ、ゆうちゃんとはるちゃんだぁ〜!」 ウサギさんの目になってる大輝を見ても悠真と春樹は自然に接してくれていた。 そしてもう1人。 悠真と春樹の後ろからゆっくりとリビングに入って来る人物がいる。 「お邪魔します。初めまして、鈴原俊春です。」 「こんにちわ。黒岡聖輝です。何か温かい飲み物を用意しますね。外は寒かったんじゃないですか?」 「そうですね。でも宮垣さんが車で来て下さったので寒くは無かったですよ。」 「どうぞ、此方に来て座って下さい。大輝がうるさくしてすみません。」 僕は鈴原さんをソファまで案内した。 大輝は悠真と春樹が来たのに興奮してクリスマスツリーの下に座る2人にまとわり付きながら楽しそうに話しをしている。 蒼大は2人の荷物を部屋に運んでいてリビングにはいないから鈴原さんの対応は僕1人になってしまっていた。 気まずい。 2人で何を話したら良いんだろう?

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