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クリスマス会 15

楽しい時間は過ぎるのが早くて酔っ払って絡みまくっていた春樹はクリスマスツリーの下に座っている悠真の膝の上で気持ち良さそうに眠っている。 その隣でクマのぬいぐるみに抱きついて大輝も眠ってしまっていた。 お風呂は明日起きてからで良いかな? 「聖輝、俺は大輝を寝かせてくる。」 「うん。お願いするよ。」 「じゃあ、俺は春樹と部屋に行くからおやすみ。」 「あっ、うん。おやすみ悠真。」 悠真は春樹をお姫様抱っこすると蒼大の後に続いてリビングから出ていってしまった。 春樹は無意識だけど甘える様に悠真の首に抱きついて顔を擦り寄せていた。 そんな春樹を優しく見つめている悠真を見るとなんだか暖かな気持ちになる。 「よし!後片付けしなきゃね。」 ある程度は片付けながらお料理やら飲み物を出していたからテーブルなんかを拭いたり少し洗い物をするくらいだった。 鈴原さんと早川さんも良い雰囲気で帰っていかれたから本当に良かった。 お引止めをしようと思ったけどやっと2人の気持ちが1つになれたんだ邪魔をしたら悪い。 それにクリスマスなんだから2人っきりのがいいもんね。 そりゃ、僕だって2人っきりのが何かとって! 何を考えてるんだよ僕!! これじゃあまるで蒼大と・・・。 うわぁ〜!! 恥ずかし過ぎるよ。 顔が一瞬にして真っ赤になってしまったのが分かるくらい熱いよ。 側に蒼大とかいなくてよかったと内心ホッとしている自分がいた。

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