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この席だ side蒼大

さっきから淳平に睨まれているような気がしているのは気のせいなんだろうか? とにかくこの沈黙をなんとかしたい。 俺があまりお腹が空いていないからと言うとカフェに入ってくれたのは良いんだ。 店内もあまり混雑してなくてメニューも色々あってお洒落な内装。 壁は暖かなオフホワイトで床は木目調。 テーブルや椅子も内装にあったものだし淳平のオススメとか言って少し嬉しそうにしていたがさっきまでの笑顔は綺麗に消え去っていた。 それは俺が拓人先輩の隣に座っているからだ。 4人がけの席で何気なく奥に座ると拓人先輩が隣に来てしまい俺は淳平が隣に来るものだと思っていたそして目の前に1人で座る淳平。 チラリと淳平を見ると無表情で俺を見ている。 もしかして睨まれてるのか俺。 だよな、聖輝が俺の立場で俺が淳平の立場なら絶対睨むよ。 けれど俺は淳平が拓人先輩を好きだとか本人から聞いてないし拓人先輩には助けを求められてる感じだからこの席になるのかな? イヤイヤ、俺と淳平が座れば済む話なんじゃないか? マジで勘弁して欲しい拓人先輩。

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