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聞いてみます Side蒼大

なんとか断ろうとしたけれど拓人先輩の押しの強さに負けてしまった。 拓人先輩だけじゃなく淳平も食いついて来るから俺は2人に負けた。 「聖輝に聞いてみます。」 「よろしく蒼大!」 拓人先輩はこれ以上ない笑顔を俺に向けて来るしそれを見た淳平は睨んで来るし俺にどうしろというのかこの2人はまったく勘弁して欲しい。 聖輝に連絡すると大丈夫だと言う。 参ったな無理だからと言ってくれると思ったけど俺の会社の先輩と同期だと知っているから無理をしているに違いないんだ。 とにかく2人にはキツく言っておかないとダメだ。 「聖輝が大丈夫みたいなんで良いですけど絶対にイキナリ肩を叩いたりとか触れたりしないでください。」 「噛まれそうな言い方すんなよ蒼大。」 「俺が噛みます。」 「分かったから、大丈夫。少し会って話したいだけだ。」 拓人先輩は俺の真剣な表情を見て冗談を言うのをやめてくれた。 後は淳平が聖輝に絡まなければ大丈夫。 でも淳平は拓人先輩以外目に映らないから聖輝を構うこともないだろう。 そして俺達は家に向かった。

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