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真剣な Side蒼大

俺がリビングに入ると2人は静かに待っていた。 「大人しいですね。反省してるんですか?」 「蒼大、すまない。聖輝君の様子は?」 「落ち着いたので大丈夫です。」 2人はひたすら俺に謝って来た。 悪気は無かったと理解はしている俺が2人にちゃんと説明していれば避けられた事態だった。 「良いですよ。聖輝も大丈夫ですから気にしないでください。それより何処までが悪ふざけですか?」 「俺が拓人さんを好きなのは本当。」 「分かったよ淳平。」 拓人先輩を見ると淳平の方を見ないようにしているのが分かった。 そうだよな、普通に異性と付き合っていた拓人先輩にしたら淳平の気持ちは迷惑になるだろう。 「俺、初めは蒼大の事をどう思ってるか聞くだけでいたんだ。けれどなんか聖輝君の反応が可愛くて触れたらどんな反応するか気になって好きとかじゃなくて上手く言えないごめん蒼大。」 拓人先輩は座っているが深々と頭を下げて来る。 「拓人先輩頭上げてください。確かに聖輝を抱き締めていた拓人先輩を見た瞬間怒りがこみ上げてきました。この意味分かりますよね。」 「多分・・・2人は付き合っている?」 「はい。俺は聖輝以外考えれないですし聖輝もそうです俺以外考えれないです。付き合う迄に色々あったからかもしれません。」 淳平も拓人先輩も俺を見て何も言わない。 たださっき迄の申し訳ないとかいった表情じゃなくて俺の話を聞こうとしている真剣な表情がそこにあった。

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