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おめでとうですね Side蒼大
淳平は嬉しさからか泣き出してそれを宥める拓人先輩。
慌てる拓人先輩なんて始めて見るかもしれない今日は淳平のおかげで色んな拓人先輩を見れた。
2人が上手くいった事を聖輝ならきっと喜ぶに違いない。
怖い思いはしたが聖輝なら絶対に祝福する。
「おめでとうですね。あと少しで今年も終わりですけど泊まっていきますか?」
「良いのか?聖輝君は俺達がいても大丈夫なのか?」
「大丈夫だと思いますよ。そうだろ聖輝。」
拓人先輩が淳平に告白の返事をしている辺りからリビングのドアの前に聖輝が立っていたのに気付いていた。
無理にリビングに入るようには言えなくてそのままにしていたんだが淳平が泣き出した時に中に入って来ようとする気配を感じた。
「あの・・・すみません。ご心配お掛けしました。それとおめでとうございます。」
「側に来いよ聖輝。」
「うん。」
ゆっくりと歩いてきて俺の隣にピッタリと身体をつけて座る聖輝。
まだ少しだけ怖いのかもしれないと思い俺は聖輝の手を取ると優しく握りしめた。
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