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撮影 1
撮影の日が来た。
ご来店されるお客様にご迷惑をおかけしてはいけないと撮影はお店が定休日に行われた。
何かの力が働いたとか思えるくらいにその日は祝日になっていて蒼大と大輝も撮影を見に来ている。
「これ食べて大人しくしてるんだよ大輝。」
「うん!わぁ〜プリンだよそうちゃん。」
「良かったな大輝。」
修も圭もバタバタとしていて蒼大に挨拶をするとカメラマンさんや記者の人と打ち合わせなどをしている。
僕は撮影用のスイーツを盛り付けするくらいだからその間は何もする事がない。
「蒼大はカフェラテでいい?」
「聖輝は打ち合わせしなくていいのか?こう撮ってもらいたいとか無いのか?」
「僕は見た目も大事だけどやはり口の中に入れた瞬間の感動が一番だからね。撮影はプロのカメラマンさんとかに任せる。」
「そっか、聖輝が良いならそれでいいよな。」
「ありがとう蒼大。」
蒼大の気遣いが嬉しい。
僕も撮り方によったら美味しく見えないかもとか思っていたけれどカメラマンさんの門田弘樹(かどたひろき)さんの撮られた写真を見て何も言えなかった。
凄く綺麗で本当にそこの場所にあるような感じかになる。
門田さんなら安心できると生意気だけど思ってしまったのだ。
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