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準備 1
大輝は圭に貰ったゲームソフトに夢中になり蒼大に怒られる日々が続いていたある日の事です。
淳平さんからメールを貰いました。
内容は拓人さんに手作りチョコを渡したいから協力して欲しいと僕は快く引き受けて休日に淳平さんと大輝の3人でバレンタインに渡すチョコレートの材料調達に来ていた。
さすがにショッピングモールは休日という事もあり人が多い。
大輝は僕に気を使い走ったり手から離れて何処かへ行くとかはなかった。
出掛ける時に蒼大と何かを約束していたからもしかしたら僕を1人にしない様に言われたのだろうか?
「うわぁ~。やっぱり女の子だらけだよなぁ~。」
「ですね。なんだか昔を思い出します。」
罰ゲーム。
毎年バレンタインになると思い出す。
本当にあの時にはこんな日が来るなんて思ってもいなかったよ。
大切な人に巡り会えて幸せな日々を過ごす。
たまに大変な出来事があるけれど蒼大の腕の中にいれば全てを忘れてしまえるくらいに幸せだよ。
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