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そうちゃん、メッ!! Side蒼大

大輝は俺の顔を見てキッと睨みつけた。 確かに俺が悪いだから大輝にこんな顔をされても仕方がないし聖輝に拒絶されても・・・・。 「そうちゃん、メッ!いぶちゃんをいじめたんでしょう!僕は怒るんだからね。」 「ごめん・・・。聖輝に謝りたいんだが俺ではダメなんだ。」 「僕がお話しする。そうちゃんはあっち行って!」 大輝はドアの方に指をさした。 子供だから出て行けとは言わないけれど・・・これはこれでキツイ気もしたが俺だと聖輝が怖がるから大輝に任せる事にした。 「同じ様ならすぐに呼んでくれ大輝。」 「大丈夫だからそうちゃんもお風邪ひいちゃうよ。」 俺の身体に抱きつくと冷たいと呟いた。 そっか、大輝は下で温まって来いと言いたいんだとこの時に気付いた。 小さな大輝に気を遣わせてしまって情けなくて涙が出そうになった。 俺は大輝に頼むとだけ告げると熱いシャワーを浴びにバスルームへと向かった。 シャワーを浴びながら声を出して久しぶりに泣いた。 微かに残る記憶が少しずつハッキリと蘇ってきてなんであんな酷い事が出来たのかと自分を責めた。 大切にしていたのにそれを自分の手で傷つけてしまった。 聖輝にあんな顔をさせたくなくてずっと守っていくと決めていたのに・・・・・。 俺が傷つけてどうすんだよ!!

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