大輝はチョコをいつもよりたくさん食べれたからご満悦で鼻歌を歌いながら観たいアニメの時間になったのでリビングへと向かって行った。 「１４日に大ちゃんにあげてくれないか？」 『ありがとう。また大輝から１４日以外で連絡させるね。』 「どうして？」 『拓人さんと過ごすでしょ？』 僕がそう書いて淳平さんに見せると一瞬で耳まで真っ赤になって頭からボンッ！と音がして来そうな感じだった。 息を吐きながら笑うけれど声は出ていないが蒼大がリビングからキッチンへやって来た。 「やっぱり聖輝笑ってた。なんだか楽しそうな感じがしたから来てみたんだが当たりだった。」 「声出てないのに蒼大は凄いな！夫婦になると遠くにいても分かるのか？」 「俺と聖輝だからじゃないの？」 蒼大は淳平さんが夫婦と言ったのを当たり前のように受け取って話をしている。 僕なんかさっきの淳平さんじゃないけれど夫婦に反応して顔が熱いんだけど気づかれてないよね。