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お風呂に入る?

いい雰囲気だったけれどやっぱり照れが入り僕は慌てて蒼大の背中を叩くと口をパクパクとさせた。 『おっ、お風呂入る?』 「真っ赤になりながら言われたら俺も恥ずかしいだろ。そうだな入るよ。一緒に入らないか?」 『大輝と入った。』 「知ってて誘ったんだ。分かったよ。1人で入るから先にベッドに入って寝てろよ。身体が冷えてるぞ聖輝。」 僕の頭を軽くポンポンとしながら片手でネクタイを緩めながらソファーから立ち上がった。 なんだろ? 凄くドキドキしちゃって蒼大を見つめてしまうんだけれどネクタイを緩める仕草がヤバイ。 凄くカッコイイ! て、見とれてる場合じゃないよ。 僕は慌てて立ち上がると蒼大にラッピングをしたチョコを目の前に差し出した。 「ありがとうな。聖輝からのが一番嬉しいよ。」 チュッと音を立てながら僕に軽くキスをしてチョコを見ようとリボンを解き始めた。 嬉しそうに開けてくれて僕の心がホクホクと暖かくなるのがわかった。

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