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ギュッとして

僕は湯船に欲を吐き出してしまったことに慌てて蒼大から離れようとしたけれど蒼大は気にしないといったように僕の身体を優しく抱きしめてくれ唇に軽くチュッと音を立ててキスをした。 「洗い流せば良いだろ?まだこうして聖輝を抱きしめていたい。一緒にイケたのがかなり嬉しかったんだけど聖輝は?」 優しく微笑む蒼大の顔がほんのり赤く染まって見えるのは湯船に浸かっているからなの? それとも照れているの? 蒼大、僕も幸せを感じたよ。 だってね。 僕がイク瞬間に蒼大は耳元で優しく囁いてくれたんだ。 愛してる聖輝。 聞こえるか聞こえないかの小さな声だったけれどちゃんと聞こえてたよ蒼大。 囁かれて幸せな気持ちになっていたら僕の中で蒼大自身が大きくなり僕の奥深くを突き上げて欲を吐き出した。 その時に幸せ過ぎて泣きそうになったんだ。 思い出していたら抱きしめて欲しくなり恥ずかしいけれど蒼大にお願いをしてみた。 『ギュッとして蒼大』 「分かった。」 蒼大は僕の髪を優しく撫でるとギュッと力を込めて抱きしめてくれた。 嬉しいよ蒼大。 僕は蒼大にどれだけ愛されてるか分からないけれど自惚れていいかな? 世界一愛されてるって蒼大。

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