頭を打っていたが帰宅して良いと言われ俺は自宅に戻る事にしたのだ。 帰り際に体調が悪くなれば病院に来る様に言われた。 それが午後３時の事だった。 「ずっと付き添ってくれてありがとうな淳平。仕事は大丈夫なのか？」 「はい。体調悪いって早退しました。それで病院に来てたんです。」 荷物は病院に行くついでに持って行きますと淳平が言って持って来てくれたがサボリがバレバレの様な気がする。 よく早退を許してくれたもんだよ。 「何か飲むか？」 「怪我してるんですよ。俺がしますから寝ていて下さいよ。」 「点滴とかしてもらって病院で寝たから眠く無いし・・淳平に話をしたいから具合が悪くなったら言うから起きてたらダメか？」 「じゃあ、添い寝しますからせめて横になっていて下さいよ。」 淳平はそう言うと俺をヒョイッと持ち上げた。 お姫様抱っこ？ 生まれて初めてされたお姫様抱っこに俺は恥ずかしくて顔が熱くなる。