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仲直り Side拓人 2
「顔が真っ赤だ拓人さん。」
クスクスと笑いながら淳平は俺をベッドへ降ろした。
俺は恥ずかしくて淳平に顔が見えない様に毛布を頭からスッポリと被って背を向けた。
淳平は俺を毛布ごと抱きしめると毛布越しに優しく話しかけて来た。
「ゆっくり寝て下さい。」
「寝ない!」
ガバッと毛布から出て淳平を見て見ると俺の顔を覗き込む様な形で一緒に寝ていた。
「身体が心配なんですよ。」
「ごめん。」
「謝るなら寝て下さい。」
「身体がとかじゃなくて資料室の事。」
資料室の事を話そうとすると淳平は悲しそうな表情になってしまった。
やはり淳平は資料室の事で傷ついてるんだよな俺が隠さずに話をしていれば淳平を傷つけなくて済んだんだ。
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