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シルバーリング

大輝が2人の胸元に光る物を見つけたらしくて食べ終わっていないのに淳平君の隣に立って胸元をジッと見ている。 「どうした大輝。座って食べなさい。」 「たくちゃんとじゅんちゃんのお胸キラキラして綺麗だよ。」 手を伸ばしたてそれに触ろうとしたから僕は慌てて大輝の側に行き手を掴んで僕の方に抱き寄せた。 「大ちゃんはこれに触りたいの?」 「うん。キラキラ見たい。」 「良いよ。」 淳平君が胸元からチェーンを引っ張り大輝に見えるようにしてくれた。 チェーンに付いていたのはシルバーリングでデザインはシンプルで少しだけ細めのタイプに見えた。 「ゆびわだ!いぶちゃんとそうちゃんもしてるよ。じゅんちゃんのは少し形が違うね。」 「今日、拓人さんと買いに行ってきたんだ。」 嬉しそうに淳平君が話している横で拓人さんはコーヒーが気管に入ったらしくて苦しそうにむせている。 「大丈夫ですか?拓人さん。」 「ゲホっ!だっ・・大丈夫だ。」 淳平君は咳き込む拓人さんの背中をさすりながらも幸せが隠せないのか心配しているのに顔がニヤけているように見える。

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