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ホワイトデー 4
蒼大がギュッと僕を抱きしめる。
「良かった。ずっと聖輝の声が聞きたかった。本当に良かった。」
「蒼大・・・蒼大・・・ふうぇ・・・。」
涙が出て止まらない。
蒼大にたくさん伝えたい事があるのに涙がそれを邪魔する。
「泣き虫だよな聖輝。それでも俺は聖輝以外考えれないし聖輝が歳を取ってもずっと声が出てなかったとしても愛してる聖輝。」
「そうたぁ〜っ!」
「そんなに泣くなよ。可愛い顔がグチャグチャだ。」
僕が聞きたかった事を蒼大は聞かなくても言葉にしてくれてそれが凄く凄く嬉しくて涙が止まらない。
「僕も蒼大以外考えれないよ。どんな事があっても蒼大だけだよ。愛してる蒼大。僕が言った事で蒼大を僕に縛り付けるかもって思ってたけれど縛り付けたいんだ。ダメかな?」
「そんな涙目で言うなよ。ダメとは言わないが縛り付けてんのは俺だからな聖輝。聖輝は俺から逃げれない覚悟しろよ。」
「うん。ずっと僕は蒼大だけだよ。側にいるよ蒼大。」
僕も蒼大にしがみつく様に力の入る限り抱きついた。
それに応えてくれるように蒼大は僕を抱き締めて頬に優しくキスをしてくれる。
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