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ホワイトデー Side蒼大

朝からイヤ昨晩から緊張して上手くいつもの様に聖輝と会話は出来ているだろうか? 色んな事があり過ぎて俺は言葉では伝えれてると思っているがやはり形にしたいというのは我儘なんだろうか? それを渡せば聖輝は喜んでくれるだろうか? 診察を待つ間も落ち着かないし車を走らせて目的地には着いたがお店に入っても足がガクガクと震えて来そうだ。 俺はこれから聖輝にホワイトデーのお返しとして結婚指輪を贈るつもりだ。 指のサイズも聖輝が眠ってる間に斉田(さいた)さんにお借りしたリングゲージで測った。 勝手にデザインを決めてしまったが聖輝は怒らないだろうか? そして目の前に出された結婚指輪を聖輝の左手薬指に嵌めると初めは何が起こってるか分からないという感じだったが理解したら号泣されてしまった。 泣かれるとは少し思っていたがここまで号泣されるとは思ってもいなくて正直焦っている。 けれどこんなに喜んでくれている聖輝を見て俺は絶対に2人で幸せになろうと心に刻み込んだ。 この指輪にそして聖輝に誓うよ。 永遠に聖輝だけを愛する。 愛しています聖輝。

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