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きらきらだぁ〜
桜子さんが夕飯の支度をしなくっちゃっとリビングから出て行ってすぐの事だった。
大輝に左手をガシッと握り締められてジッと一点だけを見つめられている。
「どうしたの大輝。」
「いぶちゃん!いぶちゃん!」
「うん。落ち着いて大輝。」
僕の手を見つめ興奮気味に名前を呼ぶ大輝。
大輝は僕の左手を握りジッと見て何に興奮しているんだろう?
ふっと自分の左手に視線を向けると大輝が見つめている先には蒼大に貰った結婚指輪が嵌められていた。
「あっ・・・これ?」
「うんうん!いぶちゃんのキラキラが綺麗!たくちゃんとじゅんちゃんのよりキラキラだぁ〜!」
大輝にはそう見えるのかな?
僕的には輝きは同じように見えるんだけれど何より大輝の興奮が2人のシルバーリングを見ている時よりも興奮しているのに驚いてしまった。
それなのに蒼大はニヤリと笑い大輝に左手を見せる。
「大輝、俺のもキラキラだぞ!」
「あっ!そうちゃんもだ!」
「聖輝とお揃いだ。」
大人気なくドヤ顔で小学生の子供に結婚指輪を見せびらかす蒼大って子供みたいだ。
多分さっき大輝にメッ!と言われたのが悔しかったのかな?
それなら本当に大人気ないよ蒼大!
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