13 / 34
11
那和「恥ずかしいな…。見られとったんや」
頭をかく那和。
神田「恥ずかしいことないぞ?遠くから見ていたが、絵は綺麗で可愛かったし、話も面白かったし、そして何より…絵本を読むお前はとっても楽しそうだった」
神田の言葉に耳を赤く染める那和(神田は気付いていない)
神田「それで、もしかしたら…と思ってな。進路相談室の資料を持ってきたんだ」
那和は広げられた資料をざっと目を通し、両手で二校掴み、見比べしていた。
那和はふっと笑った。
那和「敵わんなぁ…こんなの見せられちゃあ…。うん、そや。俺な、絵本作家いいなーっと思ったんよ」
ともだちにシェアしよう!