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神田N「月日は流れ、季節は秋に差し掛かろうとしていた。だが、オレには一つ心残りがあった」 神田M「言わなくてもいいかもしれない。けれどーー」 ○秋・ショッピングモール・書店売り場・文具コーナー 神田の腕時計の針が十時を指そうとしている。 神田M「こ、これはデートではない…。英語に困っていた那和におすすめの参考書があるから一緒に見るだけであって!」 その場でうろうろとし、客に引かれる神田。 ふと、二十四色入った色鉛筆に気づき、手に取る。 //回想 〇教室・夕方 机に向かい、ノートを広げて勉強を頑張る那和が神田を見ながら笑う。 ノートはマークで色とりどりでまとめてあり、端には可愛いしろくまの絵が描いててある。 那和「最近なぁ、勉強が少し楽しくなったんよ。これも、せんせに打ち明けられたからかな?」 //回想終わり 〇書店売り場・文具コーナー 神田M「あいつはオレに大事なことを教えてくれたんだ。それなら、オレも、」 神田「那和に買っていこう」

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