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神田は目を見開き、大きく息を吸った。
神田「男の人が好き…です」
震える唇でそう言いきった後、二人の間に静寂が訪れる。
神田「……あ、オレ、那和のお茶も買ってきーー」
立ち上がろうとする神田の手を那和はさらに強く掴む。
那和「上手く…言えんけど、」
那和は大きく息を吸い、空気を吐く。
那和「俺は、本当にせんせのことが好きなんよ?出会った頃から…。一目惚れ、ていうやつや」
笑っているのに、瞳から大きな涙を浮かばせていた。
神田M「ああ…。ずるいなぁ、那和は」
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