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第3話・叫び

「ここ、触ってほしいんだろう?」  凌雅は綾人の乳首を弄るのに飽きたのか、次に生地の上から綾人の一物に触れた。  そのまま揉むようにして強弱をつけて刺激する。  刺激された綾人の陰茎は蜜が溢れ、分厚い生地を濡らしていく。  大きな手が綾人の一物を扱くたび、淫猥な水音が弾き出される。 「……濡れてる。興奮してるんだ」  続きは何を言いたいのかは聞かなくてもわかる。綾人を侮辱する言葉だ。 「あっ、ああっ」  綾人はたしかに、凌雅に抱かれたいと思った。  だが、それは凌雅と想いあってこその行為で、玩具のように扱われるこれではない。  この行為はあまりにも苦しすぎる。 「いやっ! いやだっ!! お願い、やめてっ……」 「悦んでるくせに、嘘をつくなよ」  綾人は涙を浮かべ、凌雅を拒絶する。  その姿が気にくわなかったのか、彼は綾人のデニムを下着ごと膝までずらすと腰を持ち上げた。  そこにはこれまでに幾度となく貫かれたことのある赤い蕾がある。 「ここに挿入()れたらいいの?」  骨張った太い指の一本が、綾人の後孔に触れる。  そのまま押し込まれ、肉が開く生々しい音がした。 「……っひ」  彼は綾人を想って抱くわけではない。  当然、同性のセックスについて尋ねられても頷けるはずもなく、綾人はひたすら首を振り、いやいやを繰り返す。  だが、凌雅は綾人の拒絶を聞き入れようともしない。  凌雅は自らの陰茎を綾人の後孔にねじ込み、内壁をこじ開けて最奥へと穿つ。  綾人をひと息に奪った。 「いたっ、いたいっ! いやああああっ!!」  痛いのは、前座もなしに無理矢理貫かれた後孔なのか。  それとも好きな人に自分の心をないがしろにされ扱われた心なのか。  その日、綾人は凌雅が気の済むまで組み敷かれ、最奥に向けて吐き出される凌雅の白濁を一身に受けながら悲しみの涙を流し続けた。

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