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第6話・どこまでも一緒に。

「だめっ、門限がっ! あっ、っふ、ああっ!!」  たとえこれが夢であっても、門限を破るというのは寝覚めがよくない。  綾人は昨夜、両親からこっぴどく怒られたばかりだ。  だから首を振った。  しかし、それも好きな人に求められれば話は別だ。  綾人は両腕を凌雅の首に巻きつけ、縋りつく。密着した身体はより深く接合する。 「後で一緒に謝ろう。幸い明日は土曜で大学も休みなわけだし、このまま俺の別荘に行こうか。実はこの近くにあるんだよ。……いっそのことそこに一緒に住むってのも悪くないと思わない?」 「っふ、ああっ、イくっ! 凌雅の傍にいられるならどこでもいきたい……」 「決まりだ」  あっさりと提案を呑んだ綾人に、にっこりと笑みを浮かべた凌雅は綾人の腰をいっそう高く持ち上げる。  綾人の中から凌雅の楔が消えていく……。  そうかと思った瞬間、彼は突然何を思ったのか、手を離した。 「そんっ、あっ、ああああっ!」  重力に押されるまま、綾人の後孔は凌雅の楔に貫かれる。  凌雅を飲み込んだ綾人の最奥へと白濁が注ぎ込まれた。  綾人は強い刺激と注ぎ込まれた熱で、これ以上ないくらい身体を大きく弓なりに反らし、二度目の精を吐き出した。  短時間のうちに二度も達した後にやって来るのは疲労による眠気だ。  これは自分が作り出した勝手な夢の中だと自覚している。  それでも……と、綾人は自分が目を覚ました時、隣に彼がいることを願った。

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