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※第17話→sideH

穴の奥をくりくりと長いこと鉄の玉でなぶられ続け、さすがの俺も息絶え絶えになりながら、射精が止められずやめて欲しいと泣きをいれる。 全身に力は入らないし、だらだらと変な汗はでる。 出しまくった精液で汚れたちんこは、もうなんも出るものはないくせに、ぱくぱくと入口を開閉させている。 頭の中もぼーっとして何がなんだかまったく考える余裕もなくて、ズキズキと痛みではない感覚が全身を痺れさせる。 「もう、ギブアップなのかしら?アナタの穴は、覚えがいいわ。もう中で感じることを覚えたみたいよ」 「ッひ、ハァハァ、も、ッ……ッや、あ、もッムリ……だっ、あああ」 変な鼻から抜ける声が出るが、羞恥するいとまもなく擦られ続けて、首を左右に振って、棒でコリコリされ続けている尻をよじって逃れようとする。 串崎は、ふと笑い俺の頭を撫でて、 「終わらせるためには、男をよろこばせないとダメなのよ。中に出して満足する人が多いけど、征服したという感覚をもたせないとだめよ。……アナタならわかるでしょ」 くいくいっと棒の動きを止めずに、俺の目の中を覗きこんでくる。 「難攻不落のモノが堕ちるほど、征服感は増すわ。軽く嫌がりつつ、最後には自分から求める。そうやって価値をあげて少しでも高く売りつけなさい」 串崎はそういうと、俺の顔に跨る。 「やめて欲しければ、わたしをイかせなさい。わかるでしょ?」 わかりはするが。 棒でくいくいとつつかれると、腰から下が疼いてたまらなくなる。満たされない疼きばかりが増していくのが、辛くて眉を寄せ、男のジッパーを歯に挟んでジーッと下ろしてやる。 「なかなか、肉食っぽくて視覚的にいいわ。さあ実践してるみせて。覚えもいいし、アナタはバカじゃないから面白いわ」 フェラさせたことはあるが、したこたない。 こんなことになってる時点でバカなんだけどな。 串崎のペニスを取り出して唇をあて、おそるおそる口内に含む。 「そうそう、最初は嫌そうな顔するのよ。いいわ」 黙れオカマとわめきたいが、立場的に無理だな。 嫌悪感と戦いながら舌先を絡めて、この際一気に喉まで押し込み、軽く嘔吐感がよぎる。 「のみこみ早いわ。でも、もう少しだけ躊躇したほうが煽られるわよ」 うるせーな。 んな、躊躇感出してたら咥えらんねーての。 何事も勢いだろ。 串崎の言葉は気にせず、ちゅぱちゅぱいわせてしゃぶってやる。 かなりの時間しゃぶりつくしたが、一向に感じているそぶりはない。 「もういいわ。わたし、遅漏なの。なかなかいい感じだったわ」 ペニスとともにアナルからもズルっと棒は引く抜かれたが、何だか中途半端で身体が疼く。 「……ッく、も、おわ、りか……」 「アナタも、それ以上ザーメン出せないでしょ。穴が物足りないかしら?」 「……かもな……ッ」 足りないなどと言えず、疼く内部を堪えて気恥ずかしくなって、横を向くと串崎が笑った気がした。 「今日はゆっくり休みなさい。これから大変になるわよ」

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