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※第20話→sideH
マジか。
コレは…………。
思わず視線を股間へと落とすと、僅かにだがちんこは形を変えて少し頭をもたげてる。
昨日のように中を擦られたわけではない。
尻の中は出された液体で、なんとなく重たくて少しむず痒い。
震えてる、か。そりゃ、未知の体験だし、こえーのは確かだが、なんだかそれにも腹が立つ。
札束じゃなければ、1発食らわして逃げ出したいくらいだ。
「驚いてるみたいだけど、ハルカにはコッチの才能もあるってことじゃないかな」
女にするように、手のひらを頭に回されてわしゃわしゃされるが、そんな態度にもなんだか落ち着かない。
金出して買ったのだろうから、さっさと突っ込むなりなんなりして終わらせて欲しい。
イライラが増してくる。
「なんだか、ハルカはすごく怖い顔してる。早くセックスしたいのかな。せっかちだね」
ズルッとノズルを引き抜くと、こぷっと溢れた粘液が内股を伝い落ち、更に気持ちが悪い。
「別に、そんなんじゃ・・・・・・ッ」
嵌めた首輪にリードを付けられ、ぐいっと引き寄せられると、
「じゃあ、ハルカが早く欲しくなるようにしてあげようかな」
顔を寄せられて、立派な革椅子に押し付けられるように腰を下ろさせられる。
くぷくぷと革の椅子に漏れた粘液が垂れ落ちる。
「ハルカ、脚を開いて、膝掛けに載せなさい」
水上は、俺の片足を掴むと膝掛けを叩く。
拒否権などはないとばかりの命令口調に、腹はたつがまあなにせ金で買われたんだから当然だよなと、両脚を開いて肘掛けにかけた。
水上は軽く肩を押し込むと、ズルッと体勢がずれて内股がさらけ出される格好になる。
「この格好のが素直になれるかな。暴れないように、少しだけ身体をくっつけておこうか」
水上は椅子の肘掛けと脚を、革のベルトを巻いて固定していく。
マジかよと、慌てる前に胸元に乳首を挟むように2本のベルトが巻かれる。
変態感が半端ねーな。
「イイ顔するな。そういう顔をする子を、おちんこ狂いに墜すのがほんとに楽しいんだよね」
さっき引き抜いた液体のボトルを逆さにして、自分の指先をぬるぬるにすると、俺の乳首を摘む。
そんなとこ感じるわけがない。
「僕は変態だけどね。君も、もうじき僕は以上の変態になれるよ。ねっ、楽しみでしょ」
男の綺麗な顔の口角がきゅっとあがり、ゆるやかに乳首をこね回し始める。
「今はまだ鈍いかもしれないけど、10分も続けたら、乳首をいじられるだけで、もう切なくなって仕方なくちゃうかもね」
キュッキュッと抓るように引っ張られ俺はクッと息を呑む。
たくみに先端を撫でたり、コリコリとこねる動きに、次第に胸元に熱が宿る。
「ッ、ンなとこ、感じるわけねッ…………あく、ハッッ…………ッあ」
背筋からビキッと電流がかけあがり、キュッと全身をこわばらせると、こぷっこぷっとアナルから粘液が溢れてくる。
「気持ちよくて、ほらハルカの処女が濡れてきちゃったね」
囁かれて首を横に振る。
「入れたローションが…………ッ漏れてんだろ」
思わず敬語を忘れてしまう。
「違うよ、僕が言ってるのは、コッチだよ。はしたなく濡れまくってる」
水上は俺のカウパー塗れになったちんこを指さして、ひそやかに笑った。
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