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※第22話→sideH
「ひ、ッく、ハァ、ハァあ、……ッく、あ、あ、ああッ……あううンッう」
轡を外され解放されたはずなのに、俺はまともに罵倒すらできず、下半身から頭まで痺れが回って朦朧としながら、ただただ水上を見上げることしかできない。
クチャ、グチュグチュッ、クプクプッと下半身からはいやらしい指の動きとねばっこい水音が響く。
指は柔らかいアナルの中を動くが、イイところをわざとらしく避けて、意地悪い表情で水上は俺の顔を覗き込む。
「中がヒクヒクしてるね、ハルカは、もうお尻で気持ちよくなりたいでしょ?」
快感の生まれる場所を知ってるのに、中を焦らされる苦痛に俺はもう耐え切れずに、助けを求めるように水上をみあげて、頷く。
イキたくて、苦しくて仕方がない。
こぷこぷとペニスからはカウパーが溢れているのに、イクには刺激が足りない。
水上はアナルの入り口を指の腹でめくるようにグルグルと回して、俺の耳をかぷりと噛んで舌先を耳孔へ埋める。
「僕のおちんちんなら、この指じゃ届かない場所を掻き回せるけど、どうする?ハルカは欲しいの?選ばせてあげるね。どっちでもお金はだしてあげる」
くすくすどう笑いながら、指の動きを緩慢にして、焦れた俺の表情を面白がるように見据える。
促されていることは百も承知だ。
けど、何だか悔しい。
こんな奴に従わないどうならないとか、絶対にイヤだ。
だけど。
「……ッ、ハァ、あ、あ、ああ、なか、はやく、おちんちんで、なかをこすってくれ」
悔しさと快感の逃しようのない苦痛に、半泣きになりながら俺は男が求めているだろう言葉を吐き出す。
中で、昨日のあそこをかき混ぜて欲しいという欲求に支配される。
昨日までは知らなかった、快感の場所。
「串崎も悪い奴だね。まだ処女なのに、こんなに淫乱に躾けちゃって」
水上はベルトを外して、身体に似合わず長くて太いペニスを引き出して俺のアナルへ宛てがう。
そうなってみると、焦れたさよりも俄然恐怖の方が上回り体を強張らせる。
ヤバい、ヤバい。こんなの、突っ込まれたら死ぬ。
「欲しいって言ったのは君だよ。……ハルカ」
容赦なく肩を掴まれ一気にズブズブと肉が押し込まれる圧迫に、俺は身体を半分に裂かれるような感覚に悲鳴をあげた。
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