7 / 20
第7話
藤井の頭を両手で掴み、引き寄せて強引に喉奥を突く。
ぐん、と伸びた先が、柔らかな肉の窄まりに嵌まれば、快感で腰が痺れ、ゾクッと背筋が震えた。
「……ぅ、うぇ……ぇっ、」
嗚咽と共に漏れる、奇妙な声。しかし、気にせず腰を揺らして強めに突いてやる。
「………歯ぁ、立てんなよっ!」
何度もそこを容赦なく突っ込むが、これといって抵抗する素振りは見られない。
全然嫌がんねぇな。
……こうなりゃ、もっとヤってやる。
熱が集まり、硬度を増した怒張を咥内から引き抜けば、藤井の濡れそぼつ唇の片端から唾液が垂れ流れるのが解った。
「……」
もの哀しげに見上げる瞳。
それが、俺の雄の部分を充分に刺激する。
こいつを抑えつけて、無理矢理犯してやりたい。
赦しを請う姿を見てみたい。
ゾクゾクッ……と体が震える。
駆り立てられる、支配欲。
芽生え始める、加虐性。
……心配すんなよ。直ぐに突っ込んでやるからな。
武者震いする俺を儚げに見上げ、またも藤井が僅かに口端を上げた。
雑草の生えた地面に、奴の顔を練りつける。
肘を地面に付けた状態の、四つん這い。
ズボンをパンツごと下ろし、尻を突き出した格好にさせれば……女にはないものがついてる光景に、多少萎える。
それでも加虐心を高めれば、気合いで勃つものも勃った。
やり方なんて解らねぇ。
でも突っ込むって行為は、女と一緒だろ。
先端を、女のような丸みなどない尻の間に押し付ける。
カウパーでそこが濡れ、つるりと滑り、太腿の間……ヤツの下を擦りながら肉を打ち付つけてしまった。
……くそ。
気を取り直し、今度は慎重に片手で固定してから宛がう。
「オイ、わざと締めてんのか……?」
ギュッと閉じた襞に、力を入れてグッと押し込む。
……キッツ、……
先端にある返し部分まで挿入すれば、首を絞める様に入り口がキュッと締まった。
「………やってくれんじゃん……」
奴の下腹に手を回し、首を擡げ張り詰め
ている奴のモノをギュッと掴めば……
「……ぁ、……」
奴の腰がビクッ、と跳ね、内腿が小刻みに痙攣する。
ともだちにシェアしよう!