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第13話
「……へぇ」
彼女を守る為にチンコをしゃぶったという藤井に、若干引きながらも……何故かモヤモヤと胸の奥が燻る。
それは、藤井自身にか。藤井を襲った男にか。
それとも、亜由美という彼女に対してか……
「俺だけ屈辱を受ければ……彼女は無傷で帰して貰えると、思ってたんだ……」
力無く、藤井がぽつりと漏らす。
「……」
……んな訳ねぇだろ……!
男にまで、性的暴行の対象にするのには驚いたけど。
そこまでんなったら、女襲わずに退散する筈ねぇって事くらい、解んだろ………
俺は握り拳を作り、爪痕が残る程ギュッと力を籠めた。
……だけど、あの時の藤井はそう思ってはいなかった。
いや、冷静な判断ができていなかった。
喧嘩などした事のない藤井は、これが最良な選択であると……信じていた。
「お前の腰……エロいな……」
四つん這いにさせられた後、背後にいた男にスクールーシャツの前を引き千切られる。
ボタンが弾け、開けた前がたらんと弛む。
背中側の裾を捲られ、露わになったそこを執拗に撫で回され……するりと滑りながら、その手が胸の方へと向かう。
「……っ、!」
ピクンッ、と反応してしまう体。
……嫌だと抗えば抗う程、恐怖を和らげるかのように腰が疼き、体に熱が生み出されてしまい……
胸の小さな尖り。
そこに指先が到達すれば、執拗に弾かれ、摘ままれ、ぐっと引っ張られる。
嫌悪。屈辱。
……その奥から芽生える、快感。
それを堪えようと、地面に肘をついて顔を伏せれば……
「……なぁ。カンじてる顔、もっと見せろよ」
フェラを強要した男が、未だ張り詰めている自身のモノを握り込みながら、両膝をつく。
藤井の髪を、もう片方の手で鷲掴んで引っ張り上げれば……現れた口に先端を押しつける。
「……ぃ″、あぁ″ぁ……っ、!」
スラックスと共に下着をずり下ろされ……
腰を掴まれ、剥き出しになったソコに、いきり立った男の凶器がズンッ、と突き立てられる。
鈍い痛みと共に、メリメリと引き裂かれる音……感覚……
苦しみ悶える中……開いた咥内に、強引にペニスが捩じ込まれ……
一気に喉奥へと突き上げられた。
「………っっ″、!」
藤井の苦しみや痛みなど無視し、上から下から……男達が激しく抽挿を繰り返す。
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