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第26話

「ほほう……。この形だと桃のような尻とその奥がぱっくりと開いて見えるな……。  可愛い門から蜜のように白いシロップが名残惜しげに垂れているのも。  演出まで良く考えたショーだ、今回のは特に斬新だが」  いかにも見巧者かつ常連客と思しき初老の男性がハバナ産の葉巻をくゆらしながら司会者に一万円札と思しきチップを渡している。 「有難うございます。門田様から頂戴できるとは光栄です」  本当はオレとユキが考えた趣向だったが。 「いわゆる『でんぐり返し』の最中のようだが、こんなに艶っぽく足が開くとは……。しかも舞台に横向きになっているということは、抜き挿しする様子もつぶさに見られるという感じかね……」  ユキの空中に浮いた足の裏も胡蝶蘭の紅さに映えている。咄嗟に身体の位置をずらしたのはユキの機転だった。  その方が「ショーとして」見栄えが良いという理由で。ユキもユリなどの色事に長けた百戦錬磨の人と勝負するにはこうするしかなかったのだろう。お金も必要そうだったし。  ただ、内心はこの行為を恥ずかしがっているにも関わらず、そうした知恵が即座に出てくるのはユキの賢さだろうし、目的のためならば仕方ないという割り切り方も物凄くクレバーかつクールだ。 「あんっ……リョウ。早くっ……来てっ……」  お尻を高く掲げた格好も相当苦しいだろうに、ユキの声は甘く薫るような艶めかしさしか感じない。 「ああ、このヒクヒクしている可愛い門……。ずっと見ていたいが……」  指を二本挿れて、Vの角度を大きく開けた。すると、オレの白いエキスとローションの透明の液がピンク色の場所から零れ落ちる様子も扇情的だった。 「中も良い具合に蕩けている……。――要領は分かっているな」  ユキにだけ聞こえるように最後の言葉を口にした。慣れた様子を見せてはいるものの、ユキには二度目の行為なので気になってしまう。 「大丈夫っ……。早くその大きくて硬いモノ……欲しいっ……」  マットレスの上に敷いた胡蝶蘭よりも艶っぽい声が凛とした形の良い唇をやや緩めて「大丈夫」と言葉を紡いだのは二重の意味が有るのだろう。 「お待ちかねのものだ……。  この穴に挿れたくて……堪らなかった……。早く一つに繋がりたくて……。強く。きつく動きたい……。ユキがオレのモノだと息子も分かるように……」  可憐な穴がピンク色にヒクヒク動いているのも、そして胡蝶蘭の蜜のような白いエキスが滴っているのもとても魅力的だった。  客には分からないように、「強く穿つ」旨を伝えると、涙の膜を張った綺麗な瞳が「分かった」という眼差しで煌めいた。 「ああっ……イイっ……。奥までいっぱいに……。あんっ……抜かないでっ……」  一気に腰をユキの桃のような尻に打ち付ける。湿った音が胡蝶蘭の上に散って行くのを確かめてからユキのキツさと心地よい温かさを味わう間も惜しんで引き抜いた。  オレの息子に絡んだ白いエキスが空中にばら撒かれて胡蝶蘭の紫の花弁へと墜ちていく。 「ほほう……。結合している所を我々に見せようと……。肝心な部分は、普通タブレット越しにしか見られないものだが、流石に鳴り物入りの『ユキ』のショーは凝っているな……」  そんな感想を背中で聞きながら、またユキの尻の間に息子を挿れた。 「ああ……んっ……イイっ……。リョウ……感じるっ……。  もっと奥に……来てっ」  膝裏を持っている華奢な指が更に紅に染まっている。  浅いところの抜き差しの方が客席からも良く見えるので、前立腺を先端部で探りながら角度を変えていた。 「あぁっ……。ソコはダメっ……。また出ちゃうっ……」  ユキの甘い声が紅色に濡れている。イイ処に当たったのだろう。ユキの少し小さいそれも儚げに揺れている、すっかり育ち切って。 「ユキ……。立って壁に手を付いて……。出来るか?」  出来ないと言われた時にはまた別の愛の形を考えようと思いつつそう聞いた。 「大丈夫だよ。多分……」  ユキの震える華奢な身体の腰を抱いて立ち上がらせた。 「ほう……こっちももう弾けそうだ。胡蝶蘭よりも可憐に震えている。こんな様子まで見られるとは思ってもいなかった」  チラリと客席の方を見ると先程の葉巻の中年男がグラスを満足そうに傾けている。  そして詩織莉さんは、紅いルビーの首飾りと同色の爪がヘンリーⅣのボトルを苛立った感じの乱暴な仕草でグラスに注いでいる。  何故だろう?と思ったのはホンの一瞬で、白い胡蝶蘭に手をついたユキの紅い手や、香るような身体、そして無防備に開かれた足の間に目を奪われた。 「乳首も……触って……欲しいっ。きつく摘まんで、転がして……」  ユキの育ち切って雫を零しているモノに手を近付けていると、そう言われた。 「下は擦らなくても良いのか?お尻だけで逝くように身体が覚えてしまうと、それナシでは居られなくなるんだが……」  ユキを完全に「そういう」身体にしてしまっても良いのだろうかと一瞬理性が告げた。 「いい……よ。リョウだったら……」  肩甲骨がくっきりと浮き出たピンクの背中も壮絶に色っぽい。しかも花の露のように汗が宿っていてキラキラと光っている。  ヘンリーⅣのボトルに散りばめられた小さなダイアよりも煌めいている。  そのユキの乳首も薔薇色に変えたくなって、背後から挿れながら二つの小さな突起を親指と人差し指で摘まんで擦る。 「ああっ……。イイっ……。お尻の中もっ……乳首もっ……。もっと大きくっ……動いてっ……」

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