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第11話 脳ミソわくほどの快感って、どんななん?

「どっち?」 と、龍ヶ崎。 オレは首を横にふって拒絶した。 「乳首でもケツでも、イったことあるでしょ」 確かに龍ヶ崎の言う通りらしい。 でも、オレには、その時の記憶がはっきりしない。 媚薬をもられて、とんでもない状況から救ってくれたのが、龍ヶ崎で。 熱にうかされたようなオレの体と、 思考力をうばわれてばかになった頭を、 解放してくれた。 ありがたいことに、脱処女の記憶が曖昧だ。 ただ、 とんでもなく痛かったこと。 何気に優しい手がオレにふれていたこと。 それらは覚えている。 何を気にいったのか。 龍ヶ崎は、その後、オレを抱くようになった。 オレたちがセフレの関係になって2ヶ月。 龍ヶ崎が恋人を作るまで関係だ。 そろそろ、オレに飽きるんじゃないかな? ねぇ、龍ヶ崎。 早く、新しい、恋人を、見つけて。 「……あの時は薬のせいで」 と、オレ。 「ふうん。じゃあ、薬を盛ってあげようか」 「それは嫌っ!」 「だって、最近かわい気がないからなぁ」 「かわいいのがいいならオレの相手なんかすっ…!」 するな、というオレのセリフは、龍ヶ崎の大きくてキレイな掌で口をふさがれて言い切れなかった。 「声が大きいよ?」 龍ヶ崎の指が、オレのオシリから抜けた。 龍ヶ崎は片手で、自分のズボンの前をくつろげて、アレを取りだした。 オレのオシリに、龍ヶ崎の熱いアレをなすりつけてきた。 何度も何度も龍ヶ崎アレが行き来し、オレのオシリの周りに先走りをこすりつけてくる。 2人きりの放課後の教室に、くちゅりくちゅりとしめった音がする。 オレが拒絶の意思表示をする手段は、首を横にふることだけで。 卑猥な音が、オレたちだけの教室にやけに大きく聞こえた。

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