「かわいい。ピンクの乳首」 と、先輩。 オレのなんかどうでもいいのに。 先輩のが見たい。 触りたい。 しゃぶりたい。 「ひやぁ！」 オレのをぺろっと舐めてきた。 「先輩？」 「乳首、感じる？」 「……いや、あんまり」 「そう？ 感度いいのに」 こてっと、先輩は首をかたむけた。 めちゃくちゃかわいい。 ヤバい。 勃ちそう。 先輩にほどけかけたネクタイをはずされ、横隔膜から腰のくぼみまで、細い指をはわされた。 シャツの中に手を入れて、背中もさわってきた。 冷たい指先が、肩甲骨にふれ、肋骨を数えるように下へとなぞっていく。 くすぐったくて、自然と体が動いてしまった。 「何の確認？」 と、オレ。 笑いながらきいてみた。 「僕の体」 「オレの体じゃなくて？」 「違うよ。ぼ・く・の」 先輩がぎゅうっと抱きついてきた。 上目遣いで、じいっとみつめられた。 小さい口を薄く開けて、 大きい目がゆっくりと閉じた。 長い睫毛がかすかにふるえていて。 もう、瞬殺。 オレは先輩の唇にむしゃぶりついた。