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第26話 オレってば簡単?(2ヶ月前、6)

「……タイプじゃないんだったら、解放して下さい」 「顔は好みだよ?  処女なら性格なんて、どうだってかまわないから」 「処女?」 「えっ、きみって、リバなの?」 リバ? リバーシブル? なんのこと? 「なに、ボケッとしてんのよ。ケツにちんこを挿れられたことがあるか、訊いてんだけど」 「ないっ。ないです。オレ、タチですよ」 「じゃあ、問題なし」 「うっ……んんぃ」 オレのをしごいている手が、ゆっくりした動きに変わった。 触りかたが変わって、新たな刺激が頭を直撃した。 「激しくするより、焦らされるほうが、いいんだ?」 「よっ……あうん、っ……」 よくないっ! 反論する声を出そうとしたら、変な声がでた。 ぎゅっと口をむすんだ。 「我慢するんだ?  すごい、僕好み」 先輩は、オレの前に来ると、 「いつまで頑張れるか楽しみ」 と笑い、ひざまづいた。 オレのアレを小さな口でくわえた。 先輩の口の中は、熱くてやわらかくて。 舌をねっとりと、からめられて、 「ちょっ……うんんっ!」 強く、吸われ。 先輩を引き離すことの出来るオレの腕は、縛られたまま。 腰をがっちり、先輩の手で固定されていて。 フェラうますぎ、この人。 気持ちよくて。 すごく感じて。 我慢なんか出来なくて。 限界だったオレは、簡単に頂点へと昇りつめてしまう。 「やあ、んっ……いやぁ…っんんん!」 イく。 「痛っ!」 先輩がオレのアレの根本をぎゅっとにぎった。

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