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第27話 限界なんだよ(2ヶ月前、7)※
先輩は口をはなして、オレを見上げた。
唾液とカウパーに汚れた唇が、卑猥極まりない。
「簡単すぎるよ、桜井くん。もう少し我慢しようかぁ」
先輩は、とてもかわいい笑顔で言った。
根本をにぎっていた手の力をゆるめた。
痛みで、一瞬、そがれた射精感がおそってくる。
簡単だよ。
超簡単。
気持ちよかったら、イっちゃうんだよ。
たまったもんは、だしたい。
早く、いっぱい、だしたい。
先輩は再び、オレのをくわえた。
きつく吸われると、ひとたまりもない。
「はっ、あん……いくっ……」
また、根本をにぎられた。
「……なん、で?」
「もっと、我慢しなくちゃ」
もう、オレは限界をこえていて。
「ムリ。イきたい」
「イかして下さい、でしょ?」
なに、これ?
なんのプレイだよ。
この人のいいなりになるのは、
絶対に嫌だけど。
でもね、
イきたい。
壁にこすりつけたら、イけるかな。
あぁ、頭がおかしくなってんなぁ。
先輩が赤い舌を突き出して、オレを見上げてきた。
アレをゆっくりと下から舐めあげてきた。
ダラダラとあふれ出る我慢汁を、じゅるじゅるとすすってくる。
もう、足に力が入らなくて、
立っていられない。
がくっ、と膝がくずれ、床に座り込んでしまった。
「あうん、っ……」
もう、声なんか、おさえられなくて。
「先輩っ……もう、ダメぇ……」
先輩が手の力をぬいた。
どうしようもない熱が解放されたくて、
一気に出口にむかっていく。
「気持ち……いぃ」
イく。
「ぎゃっ!」
痛い!
メチャクチャ痛い。
弾ける寸前のアレをにぎられた。
あまりの痛さに涙腺がゆるむ。
ぽろぽろと涙がこぼれた。
「かわいい。もっと、泣いてほしいなぁ」
もう、やだぁ。
限界だった。
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