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第31話 先輩が優しいなんてヤバい証拠(2ヶ月前、11)※

学園では珍しくもない集団リンチや性的暴行も、オレには縁がなくて。 特出した出来事もなく、平穏な毎日を送ってきた。 それが、よりによって、美少女と見間違える先輩に襲われています。 小さくもなくかわいくもないオレが、男にレイプされるなんて、これっぽっちも思わなかった。 今のオレの抵抗と言ったら、 足を動かして蹴ることも出来なくなって。 呂律があやしくなってきて、汚い言葉が出るぐらいで。 先輩の指は、あきもせずオシリの穴の浅いところを出し入れしていた。 人間の体って、 かなり高度な順応性というものがそなわっており、辛いことや、痛いことにも、慣れていくんだよ。 極限まで高められた快感を、 長い時間、抑制されて。 強気な態度が、とれなくなった。 泣きたくなんかないのに、 次から次と涙があふれてくる。 ケツの痛さも、 アレの抑制された射精感も。 あたえられる苦痛が、オレにとっては普通のことになってしまう。 「ねぇ、イきたい?」 先輩の声がやさしく聞こえるのは、 オレがそうとうにヤバい証拠。 うんうんと必死にうなづいたら、 「ちゃんと、しゃべってくれないと、わかんないよ?」 「…らっした…い」 もう、ちゃんとしゃべれない。 「なにをだしたいの?」 でも、先輩には通じているようで、 「せ……れきぃ」 「素直でいい子。お尻の中のよいところだけで、イってみようか」 「…むにらっ…てぇ」 「大丈夫だよ、僕にまかせて。きみは何もしなくていいから」 先輩はオレの頬をなでてきた。 指先がオレの目元の涙をぬぐい、 「キレイな顔」 と、先輩。 オレに覆い被さるように近づいて、 先輩の指がオレの唇をなぞってくる。 体がビクンと反応してしまった。 どこを触られても、 気持ちがいい。 すこるぶる重症だ。 薬がきいているせい。 それが、救いだ。

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