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日置くんはご褒美チュウ12/日置くんは無理強いされたい

また足をグイッと押して、ふくらはぎの裏をペロペロペロと舐めた。 「んぁ……もう!やめろって」 ラブちゃんが俺の肩を足のうらで軽くポコポコと蹴ってくる。 ……おおおお。 ちょっと……いや、かなり嬉しい。 そして嬉しいと思ってしまった自分に少し驚いている。 蹴られて嬉しいとか……まるで変態じゃないか。 ヤバい。 軽くだったら顔も蹴られてみたい……。 いや、今日はマズい。 いやいや、しかし、今日を逃すと次は無いかもしれない。 どうしよう。 ちょっと迷って身を引いた瞬間、ポコンと足が俺の顔の半分を蹴った。 あ……まずい。にやけるな……にやけるな俺。 「あ、ゴメン、顔に当った!」 「や、大丈夫」 ラブちゃんが申し訳無さそうない顔をしている。 そして、俺はそれに……ニヤけずにちゃんとニコリと笑えた。 ラブちゃんの足首をつかんで、大丈夫だよと示すように、カカトに軽くキス。 ……は…はぁあああああ。 至福。 本当はこのカカトをカプッとくわえたい。 けど我慢してくるぶしにキス。 ……あ、足首の腱のくぼみが『ここに舌を這わせて』って言ってる。 ペロ……いい塩分濃度だ。 「んっ……ちょっと。また!」 ああ、足首が逃げようと暴れる。 もうちょっとだけ……。 「んっぁあああ!もうっ!もうっっ!日置、ステイ!」 「は?」 「ハウス!」 「え?」 ドスっとみぞおちを蹴られた。 かはっっ! 一瞬息が詰まる。 ああ、なんでだろう。 やっぱりちょっと嬉しい。 浮かれ緊張してここまでの記憶も全部フワフワだけど、ラブちゃんに止められるたびに少しづつ現実感が増していく。 初めてなのに覚えてないなんてもったいない。 そう思うけど、すぐに頭が真っ白になる。 俺を蹴ったラブちゃんは、ガバッと勢いよく立ち上がると、俺の腕を掴んで寝室に引っ張って行った。 さらに雑に服を脱がされ、雑にベッドに押し倒される。 そのままラブちゃんが俺の腹の上にまたがった。 「ちょっとくらいなら足を舐めてもいいけど、くすぐったいって言ったらやめろ!」 「うっ。は、はい」 怒ってる。 ……やりすぎた。 「またさっきみたいに、うっかり顔を蹴ったりすることもあるかも知れないぞ?」 「それは……願ったりかなったり」 「は……?」 「いえ、以後気をつけますが、蹴られた時は自己責任としてじっくり堪能します」 「お…おう……??」 ラブちゃんが少し微妙な顔をして頷いた。 「まあいい、仕切り直しだ」 俺の顔の横に両手をついて、ラブちゃんがゆっくりと顔を寄せてくる。 俺に覆いかぶさる逆光のラブちゃん……。 ああ、後光が差している。 ただ貪るだけの動物と化してしまっていた俺を許す、天使の慈愛。 その愛らしい唇が、俺の唇に触れた。 さっきの俺の我を忘れた強引なキスと違って、ラブちゃんのキスはいつもフンワリ優しくて甘い。 「痛っ」 ラブちゃんが俺の唇を犬歯でカリッとかんで、悪戯な表情を浮かべた。 「日置、さっきから夢中になるのはいいんだけど、オレの事見えなくなっちゃうだろ?それはダメだからな?今のはお仕置き」 「あ……ゴメン。気をつける」 返事をしながらついつい顔が緩む。 噛まれた唇を軽く舐めた。 すでにほんのちょっとだけ腫れている。 『オレの事、ちゃんと見ろよ』という、ラブちゃんのメッセージが俺の唇に刻まれたんだ。 嬉しい。 可愛い。 愛おしい。 「ラブちゃん……」 名前を呼ぶと甘えきった少し舌足らずな声が出てしまった。 恥ずかしい。 「ん?なんだ?」 「何でもない……」 何か言いたくて名前を呼んだわけじゃない。 大好きだ……。こうやって一緒にいれて嬉しい。触れ合えて感動している。どうやったら俺の事好きになってもらえる?ラブちゃんの事が好き過ぎて辛い。緊張して、興奮して、わけが分からなくて……。 こみ上げる想いが多過ぎて言葉にできない。 今の俺に言える言葉は二つだけ。 「ラブちゃん……ラブちゃん……ラブちゃん。……大好き」 ああ、やっぱり甘えて舌足らずな言い方になる……。 俺はラブちゃんの首に腕をまわしてギュッと抱きしめた。 まだキスしかしてないのに……。 オレの中にある感情をためておく瓶の蓋が外れてしまったのか、わけもわからず涙があふれそうだ。 ちゅ…ちゅ……。 俺のまぶたと鼻先にラブちゃんがキスを落とす。 その慈しむようなキスに目の奥がジュッと熱くなった。 泣くな。みっともない。我慢だ。 けど、ラブちゃんの優しさに俺の『好きだ』が暴れそうになる。 それを押しとどめるために、俺はとにかくラブちゃんにギュッと抱きつく。 いつの間にラブちゃんも下着を脱いでたのか。 密着している身体にぐっと押し当てられる硬い感触、伝わる熱、かすかに濡れて……。 それら全てに酷く興奮しているのに、緊張しすぎて俺のモノは大人しい。 この前みたいに二人のモノを握ってすり合わせたいけど、ラブちゃんを抱きしめる自分の腕すらほどけない。 ああ、すごく勿体ない事をしている気がする。 ラブちゃんが俺の身体をなでながら、首筋にキス。 ビクンと勝手に身体が跳ねて、その後に快感を認識した。 カァッと熱くなって、急に身体が敏感になる。 キスも愛撫も、ほのかな温もりすら熱く感じるほどに気持ちがいい。 ラブちゃんのモノに下腹部を押される感触に思考がトロける。 「日置、きもちいい?」 俺の腰への愛撫を続け、鎖骨、胸板へとキスをしていくラブちゃん。 潤む瞳でウンウンと頷く。 「っぁ……」 胸を強めに噛まれた。 「ちゃんと言葉にして返事しろってば」 ラブちゃんの声は悪戯な響きを帯びて甘い。 「あ…はぁ……気持ちいいです……。手もキスも、身体がすれるのも……んぁ…ラブちゃんに名前を呼ばれるのも……きもちいい……」 俺が答えると、ラブちゃんは噛んだところをペロリと舐めた。 『よくできました』そう言われてるんだろう。 「名前呼ばれただけで気持ちいいんだ?」 「うん……。すごく幸せ…‥。心が気持ちよくなる」 「そっか……ははっ。日置、可愛いな」 俺の名前を呼んだ口が、乳首をキュウっと吸い上げてやわやわと噛む。 「ぁ……はぁっっ!? ん……」 ビリビリとくるような、感じた事のない快感をおぼえた。 「うっんぁ……」 「日置、気持ちいい?」 「ぁ…ん……んっ……イイっ……」 首筋へのキスの気持ちよさや、自分のモノをさわる時の気持ちよさともまた違う……。 「んっ……はぁっ」 息が詰まる。 じっとしてられない。 「……ホントに気持ち良さそうだな?」 「ぁあっ…ああ……!」 さっきまでくわえていた乳首を指で転がし、反対をくわえられて思わず声が出た。 なれない快感に戸惑って、無意識のうちに胸を唇で愛撫するラブちゃんを引き剥がそうと頭をグイグイ押してしまっていた。 「こら、押すな」 パッと慌てて手を離して、ラブちゃんの顔を見る。 は……ハァっっ……! ち、乳首くわえた上目遣いのラブちゃん、かわいいいいい!!!! ああ、もう俺どうしたらいい? 胸で感じてしまってるし、ラブちゃんは可愛いし、さっからこすり合わされる下半身も……。股間や太ももがスリスリするたびに全身に汗がにじむほど気持ちがいいし。 こんなに大興奮なのに俺の股間は半勃ち……。 わけがわからない。 「ぁあっ…ああんん……」 胸を刺激されたまま強く股間をすり合わせられて、甘えるようなあえぎ声を漏らしてしまった。 あわててぱっと口を押さえると、ラブちゃんがニィーと笑った。 は、恥ずかしい……。 「ボリュームは小さいんだし、声を我慢しなくていいのに」 俺としては結構な声だった気がしたけど、実際はそうでもなかったらしい。 でも……。 「いや……だ」 「なんで、可愛い声、聞きたい」 また、熱く高ぶる股間をすり合わせ、乳首をクニクニとねじるように刺激された。 「んんっっ……いやだ。気持ち悪い……から」 ラブちゃんが俺の顔をじっと見つめる。 思わず手でラブちゃんの視界を遮った。 ラブちゃんのかわいい顔は見たいけど、俺のみっともない姿は見られたくない。 「あー……なるほど?」 ラブちゃんがペロっと俺の手のひらを舐めた。 その舌のツルん、トロトロな感触にツンとするような快感が走り抜ける。 う……ヤバい。身体が敏感になりすぎて、手のひらさえ気持ちよく感じてしまう。 「なあ日置……みんなに見せるカッコつけた姿じゃなくってさ、お前のみっともない姿、もっと見せてよ。それから、情けない喘ぎ声、もっと聞きたい。オレは、オレにしか見せないダメな日置が大好きだ」 「え………。っっぁっん…ぁあ……!?」 ラブちゃんがサッと動いたと思うと、緊張で半勃ちのオレのモノをパクっとくわえた。 チュッと吸われて一気に体積を増す。 あ…ん…んふぅっっっ。 気持ちいいっ…。 ラブちゃんのお口に、また俺のモノが。 ああああああ……天使のフェラ……。 「んくっ、んくっ」 って……ラブちゃんの声、かわいっっ。 っていうか、さっき……ラブちゃん……『みっともない姿、もっと見せてよ』って。 オレのモノが……みっともない……ってこと? それは半勃ちだったからであって……。 うう……。 でも、あああ……ラブちゃん……きもちいい……可愛い。んっはぁ。 あ……そんな深く……奥まで口内でギュっと絞るように吸われて……あああきもちいいっ。 「ん……すげ。大っきくなった」 も、はぁ……。そんな……事言って。ああ……かわいい。 「はぁ……ラブちゃん……んっはぁ……ああ……ラブちゃんっ。かわいい……かわいい……」 はっ……!ブツブツ言ってしまったけど。 いや、いいのか? 喘ぎ声じゃないけど、情けない声、聞かせてって……。充分情けない声だ……。ん…はあ。 それに、それに、ラブちゃんが……俺を大好きだって……。 いや『オレにしか見せないダメな日置が大好きだ』って……。 ラブちゃんにしゃぶられて、情けない顔でハァハァ言ってるこんな俺なら好きでいてくれるってこと? ……ラブちゃんのお口の中が気持ちよ過ぎて頭がまわらない。 けど……良いんだよね?気持ちよくなって、バカみたいにみっともない姿を見せても、情けない声でラブちゃんの名前を呼んでも……。 そっちの方が好きって……。んっんはぁ……イイ……。 「日置、ソレ取って」 ラブちゃんが差したのはベッドのヘッドボードの棚だ。 そこには準備万端用意してあったコンドームとローション、タオル他。 ラブちゃんが言ってるのは……コンドーム?ローション? ああああ、どっちでも良い。両方渡そう。 「ふはっっ。なんだよ日置、手がすげぇ震えてる」 「え……ぁ……なんで……だろうね」 どうにも白々しい言葉にラブちゃんがまた笑った。 「嫌ならそう言えよ?無理強いはしないし」 「やっ、や、や、ちが、嫌じゃない!!嫌じゃないんで、し……し……しっ!」 「し……?」 「し……て……くだ……さい」 さすがにこの状態でこれを言うのは恥ずかしくて、蚊の鳴くような声になってしまった。

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