ラブちゃんが俺の内モモにチュッと一つキスを落とす。 「本当にダメだって思ったら、ちゃんと言えよ？お前に無理させたくない」 優しいラブちゃんの言葉に胸がキュンとなる。 「大丈夫、無理してもラブちゃんを受け入れたい」 「いや、だからそれがダメだって。お前人の話全然聞いてないな」 「いたっ……！ごめんなさい」 うう。今度は内モモを噛まれてしまった。 「今日が無理なら日を改めてすればいいだけだし、何度やっても無理なら入れなきゃ良い」 「え……」 という事は……今日出来なかったら、確実にまたこういう事をしてくれるってこと……。 ……どうしよう、大丈夫そうだったとしても途中で『やっぱり無理』とか言ってしまえば……。 なんて、考えているうちにラブちゃんの指がオレの入口を優しくほぐし始めた。 「っぁうぅ……っく」 ローションのせいだろう。少しほぐしただけでズルリと容易に入った指に驚いた。 「ぁ…かはっ……」 他人の指が自分の中にあるという、未知の感覚に俺は完全に混乱してしまっていた。 同じ体勢のまま身をかため、力を入れることも抜くことも出来ない。 「ん……もう一本入れても大丈夫そうな気もするけど……どう？」 よくわからずに、とにかく頷いた。 「はぁぁぁ………ぅ」 クッと広げ中を埋める感覚に、ラブちゃんの綺麗で長い指が俺の中にあるんだと強く感じる。 「大丈夫？」 とりあえず頷いた。 感動している。けど、体内で他人(ひと)の指が動くことに対する本能的な恐れに混乱が深まっていく。 「どのくらいまでこうやってた方がいいんだ？」 「え……？わからない」 俺の股間にラブちゃんの顔がある。 あ、うううう……しゃぶられている時もちょっと恥ずかしかったけど、指の出入りする穴を間近でじっくり見られてしまうなんて……。 落ち着かない。ジタバタと暴れたくなる。けど、我慢だ。 「んぁっ！うう……んっ！」 ラブちゃんがゆっくりと指を抜き差ししながら、俺のモノをしゃぶり始めた。 「んくぁ……っぁぁん……」 詰まった息がもれる。 下腹部に熱が集中していく。 クチュリクチュリとラブちゃんの動きに合わせて立つ音が恥ずかしい。 ……恥ずかしい。 ……恥ずかしい。 自分の存在自体が恥ずかしいもののような気がしてくる。 ラブちゃんと繋がりたいって思ったはずなのに、ラブちゃんにこんな事をさせて、俺は固まって身動きも出来ず、けどみっともなく腰だけを跳ねさせて……。 ああ、でもチュパチュパするラブちゃん……超絶可愛いっっっ。 ん……はぁっ……。 ラブちゃんの指が俺の中から抜ける感触にまた腰が揺れた。 それなりに時間をかけてソコをほぐされ、ドロンと重い熱が溜まっているみたいだ。 ラブちゃんが顔のそばにスススと寄って来て、チョンと俺の唇をつついた。 その愛らしい表情に思わず目を見開いてしまう。 これは……『しゃぶって♡』という、おねだり？ い、い、い、いただきますっっ。 躊躇なくパクッと咥えて、ラブちゃんのモノに舌を絡ませる。 「う…はぁ……日置、さっきまでは余裕ないカンジだったのに、コレはやる気満々なんだな」 俺の口の中でラブちゃんのモノが芯を持って体積を増した。 やっと役に立てた気がして嬉しい。 勢いづいて舐めしゃぶる。 なのに、しっかり勃ったらすぐに口から抜かれてしまった。 「ぁ……もう……？」 「ふはっ。なんて顔してんだよ。おやつを取りあげられた犬みたいだ」 ラブちゃんが俺の頭をポンポンとなでる。 手を差し伸べられたので、右手を出す。 チョンと手がふれたら今度は反対の手を差し出された。 すかさず左手を出す。 ラブちゃんの手にポンとふれると、にっこり笑ったラブちゃんが、いい子、いい子というように、また俺の頭をなでる。 ……。 えーっと。 今のはなんだったのか。 俺が疑問の明確な答えを導き出す前に、ギュッと抱きしめられ、キスをされた。 「日置、改めて言うけど、無理だったらちゃんとそう言えよ？」 「……うん」 無理だったら……。 絶対言わない。 死んでも言わない。 ラブちゃんが俺の上に覆い被さって、じっと俺を見下ろす。 ……かわいい。 けど……とうとう……って事だよな。 ああ、またドキドキしてきた。 ラブちゃんの指が再び俺の尻をまさぐる。 ……ああ……とうとう。 うう……ラブちゃんが俺の目をみつめてる……。 指が……。 目が……。 ふれる肌が……。 ああ、緊張で心臓が壊れそうだ。 「緊張してる？」 してるよ。 小さく頷く。 ラブちゃんがふっと笑って……。 笑顔が可愛いけど、俺はもうそれどころじゃない。 ラブちゃんのモノが入口に添えられた。 あ…ああ……じっとりしてて温かい。 ローションでツルツルする。 緊張もマックスだ。 もう……入る……。 ラブちゃんと一つに……。 もう……。 もう…………。 「日置、ホント無理だったらちゃんと……」 「だぁっっっ！むりっっ！ラブちゃんむり！！！！」 緊張マックスなのに、なんでまだそんな事を言うんだ。 「え、あ、やっぱ無理？」 ちょっとラブちゃんが身を引いてしまった。 「ち、ちが……！そっちの無理じゃなくて……！もう、ほんと、緊張してるんだ。だから、早く！あまりじらされると緊張で頭がおかしくなりそうだから！！ 早く……入れて……ください」 「了解」 俺の足をカパッと開いて、ラブちゃんがさっと腰を進めた。 「え？あ……うあぁ？」 入口をなでるツルンという感触とともにグッと押し込まれる。 一瞬何が起こったのかわからなかった。 「ぁ…ぅ……ぅはぁ……」 グイッとさらに押し込まれて、ラブちゃんのモノが中に入ったんだとわかった。 割り開かれる痺れがブワ……っと広がった。 意識が全部ソコに集中する。 「あ……キツ……なかなか入らない」 え、そうなのか？ もうかなり入ってるのかと。 「んゔぁぁっっ……！」 しまった。ぐっと押し込まれて苦しげな声を出してしまった。 ラブちゃんが大丈夫？と目で聞いてくる。 それに微笑で答えようとしたけど眉間にシワが入る。 「ゔう……」 もう一度押し込まれ、我慢しようとするのにうめき声がもれた。 そんな俺の様子に、覆いかぶさっていたラブちゃんが身体を起こした。 「あ……大丈夫。大丈夫だから」 けど、ラブちゃんは俺の中から出て行ってしまった。 ショックで一瞬目の前が真っ白になる。 「ラ……ラブちゃん。ゴメン……俺。でも、本当大丈夫なんで……」 ラブちゃんが俺の足をポンポンと慰めるように叩く。 そして、完全に俺の上から退いてしまった。 え、どうしよう……どうしたらいい。 天井を見つめて必死に考えるけど、頭が真っ白で何も思い浮かばない。 その時、何か硬いものが俺の尻にふれた。 「尻、閉めるなよ？」 「……ぅあ……ひっ!?」 じゅぶ……と、粘度高めのローションを直接中に注ぎ込まれる。 う……ああぁぁ……。 大混乱だ。 ちょっとでも力を入れたら漏れそうだ。 けど、閉めないとトロリとこぼれそうだ。 どうしよう……どうしよう……どうしよう……どうしよう。 混乱する俺の尻に再びラブちゃんのモノが添えられた。 そして、そのままヌプリと侵入してくる。 大量のローションで、最初よりもすごくスムーズだ。 ラブちゃんのモノが入ったために押し出されるローションがグプグプと音をたてて……うぁ……恥ずかしいっっっ……。 でも、こ、これは。 ローションでラブちゃんのモノがツルンツルンと中を滑って………。 き、き、き、きもち……いい。 「はぁ……んっ」 俺が詰めた息を吐くのをラブちゃんが注意深く見てる。 「まだ苦しい？」 「大丈夫……」 「お前の大丈夫はアテにならないからな」 そう言って胸にチュッとキスをされた。 ラブちゃんの気遣いに胸がキュウっとなる。 たまらずラブちゃんの頭を抱いた。 「……本当に大丈夫だから続けて。その、ちゃんとラブちゃんに愛されたい……です」 「……ぅっ。日置のくせに、なに可愛い事言って……」 ラブちゃんの顔が紅を帯びて俺の胸を柔く噛んだ。 「ふっ……」 なぞるような歯の刺激が、俺の全身に甘い痺れを広げた。 「じゃ、ちょっとキツい程度だったら……我慢しろ」 「……うん。うん」 ラブちゃんがクックッと少しづつ深く分け入ってくる。 俺はラブちゃんの肩をつかみ、突かれるたびに息苦しさに小さなうめきを漏らしてしまう。 眉間にシワも寄って、顔はくしゃくしゃで、きっと苦しそうに見えるだろう。 そんな変な表情をしてしまってラブちゃんに申し訳ない。 実際苦しいのは苦しいけど、それはグッと押し込まれた瞬間だけだ。 内心はラブちゃんと繋がっているってことに、とにかく感動している。 今、まさに一つになってるんだ……。