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日置くんはカマって欲しい?9/日置くんは漢になった気になる
俺がついつい腰を動かしてしまうせいで、ラブちゃんは上手くモノに足を添わせられないようだ。
我慢だ。動くな、俺。
モノに合わせぎゅっと丸まった足がぎこちなくスリスリと動くのを見ているだけで興奮で頭に血がのぼりクラクラする。
んはぁ……。ラブちゃんの足裏が……いやらしく濡れてしまっている。
ふぁ…もっと……もっと見たい……。
スカートの奥がチラチラと覗くのも扇情的で……。ああ…下着……なんで穿いてるんだろう。
柔く踏むようにこすり上げながら、ラブちゃんが首を傾げて俺の顔を覗き込んでくる。
「……あんま、良くない?」
「へ……?」
「反応が薄い」
「い、いや、下手に動いてしまわないよう必死で……。それに感動で頭がクラクラして……」
「むぅっ。ウソっぽい」
「えっ……いや、いや、本当に……っっふぁ」
さらに反対の足も使って、モノを挟み込むように土踏まずでゆっくりズルズルと……。
「っっ……」
っはぁ…足のくぼみに包まれて……今までに体験したことのないフィット感。
「ンァ……オレが自分で動かしてるのに……足の裏が時々すげぇ……んっ……くすぐったいっ。っくっくはっ」
あ…ああ……俺のモノをまるで咥えこむように足裏でズボズボしながらのラブちゃんの笑い声がエロい……。
ラブちゃんの足もさらにパックリと開いてしまって……ふああ…そのポーズもドエロい。
はぁ……スカートの中は丸見えなのに下着が邪魔だ。透視能力が欲しい。
もう…もう……はぁ……はぁっっ…。
「んー。さっきよりは反応いいな。口、開きっぱなし」
「はっ……」
足コキラブちゃんをガン見するだらしない顔を逆に観察されてしまっていた。
恥ずかしい。
けど、今の俺はラブちゃんに与えられる全てが性的興奮に変わってしまうようだ。
はぁ……ラブちゃんの俺を観察するような目が……はぁ…んっくぁ…。
たまにラブちゃんの足がクリッっとずれ、強い痛みが襲ってきても、それすら鼻の奥がツンと来るような快感に置き換わる。
これじゃまるで変態だ。
『大丈夫?』と問うようなラブちゃんの視線に、快感に歪む顔をさらすのが恥ずかしい。
けど、違うから……。
痛いのが良かったわけじゃないんだ。
ラブちゃんにふれられているから。
「あっ…ん…あっ……あぁっ……」
じわじわと限界近くまで快感の波がたまっていたところに、片足の土踏まずでクリクリと先端をこねるように刺激された。
「ぁ…ふあぁ……」
ああ……気持ちいい上に……足の指がきゅぱきゅぱと動くのが超絶可愛いっっ。
「すごい硬くなってビクビクしてる。もしかしてイキそう?」
小さくカクカクと頷く。
これは、どっちだろう。もうイッていいんだろうか。それともまだ……。
「はぁっ…ぁ……それっ……駄目……!」
両足で包むように先端を抜き差しされる。
ヤバい……もう……もう無理だ。
「ふっ……く…くっ……ラブちゃん……っっ!も……っいい?イッていいっっ?」
ブルブル震えながら、返事を待つ。
「ふふん、いいよ。日置『ヨシ』だ。イけ」
ラブちゃんのふにゃんとした笑顔で、俺は幸せに満たされた。
「っく……ぁ…いっっ…く……はぁっ…はぁっ……出るっ……!!!!」
頭に血が上って真っ白になった視界が、放出に合わせドクン!ドクン!と歪んだ。
けれどラブちゃんの笑顔だけははっきりと見えていた。
あ……ああ……なんたる幸福感……!
放出後の荒い息とともに、汗が噴き出してきた。
胸を上下させる俺にラブちゃんが寄り添ってくれる。
「気持ちよかった?」
「……んっっ」
まだ、まともに返事が出来ない。
ラブちゃんの顔を見ながら、さっきの光景が頭の中でリプレイされる。
俺の欲望を集めたような白い液体が勢いよく放たれ、ラブちゃんの滑らかな足にドプリとかかって、垂れて、伝って……。
は…はあぁあぁっ………。
眼福。
ラブちゃんはあまり気にしていないみたいだけど、足に伝う精液をティッシュで拭う仕草さえたまらなくエロティックで、なんだかとんでもないことをしてしまった気分だ。
しかも足の間に挟まれしごかれている間、ちょっとラブちゃんの中に入っているような錯覚を覚えた。
当然ラブちゃんは足コキなんか初めてだったはずだ。
はふぅっ…俺がラブちゃんの足裏の『初めて』の相手……!
今、俺は……なんだか男になれた気がする。
気分だけは………そう、気分だけは。
『祝・脱童……』
いや、それは違うか……。
……ワケの分からないことを考えているという自覚はある。
けど、それくらい浮かれていた。
足コキなんて、倦怠期などというものにまで到達できるほど長く付き合ってもらえたら、ようやくしてもらえるかも……なんて夢物語のように思っていた。
なのに一ヶ月も経たずにこんな……。
はぁぁ……。
幸せすぎる……。
……こんなにすんなり足コキしてもらえるなら、次は……。
「ん?何?」
「いや、その……」
「なに?」
今なら言っても大丈夫かもしれない。
「その……今度はおヒザで……」
「……………は?」
「さっきみたいに…その、いつかおヒザの裏で……」
あ、ラブちゃんの眉間にシワが……。
「それ、楽しいの?」
「もちろん!」
「わかんねぇなぁ……。てか、今のも良かったわけ?」
「っっそれは、もう最高に!」
「……へぇ……」
首をかしげている。
これはしっかりとこの感動を伝えなければ……。
「ええっとね、足裏の柔らかなところと硬い部分が気持ちいいのはもちろん、ラブちゃんがスカートがまくれ上がるのも構わずに、おヒザを曲げて一生懸命シコシコしてる健気な姿を見ていると脳天直撃する気持ち良さが来るんだ。今度はぜひ足の指でもキュキュッと……」
「ああ、わかった、わかった。満足してくれたんならそれでいいよ。さっきのは『キャンプ準備とか全部やってくれて、ありがとう』って感謝の気持ちな」
「お…おおおおお……!」
努力は報われる……。
いや、想像以上の果報だ。
ラブちゃんが満足してくれるだけでよかったのに、膝コキ、足コキ……ああ、見返りを求めぬ行動こそ、最大の成果を生む。
……いや、ラブちゃんに愛されたいと思うこと自体、見返りを求めてるってことだけど。
「なぁ、オレも気持ちよくなりたいんだけど……ダメ?」
イタズラな表情で俺の顔を覗き込んでくる。
「え……あ、ぜひ。どうぞ」
「ふはっ!『どうぞ』ってなんだよ」
笑いながらラブちゃんがグイグイと身体を擦り付けてきた。
……これはどうしたらいいんだろう。
俺も足で……?
いや、多分ラブちゃんは喜ばない。
オタオタと手を彷徨わせていたら、のしかかるように体を密着させたまま、ラブちゃんの手が俺の……。
お……おおう。
「え……え……?」
「『え……?』てなんだ」
「………なんでもないです」
戸惑いの声をあげたら、ラブちゃんに不機嫌な顔をされてしまった。
しかし、これは。
致すのですか?
あぅ……ラブちゃんの指がそろそろと尻を辿って……。
『いいよね?』ニッコリ笑顔がそう言っている。
くっ……可愛い。
けど、まだ夕方で外も明るいのに……。
あ…ああ……っ。
ラブちゃんの長い指が……入って広げて……あうううう。
やっぱり……致すのですね?
い、いいのかな。
いや、さっき散々気持ちよくしてもらったけど、でも最後までとなると『夜の営み』とも言うし夜になってからの方が。
『朝のお勤め』とも言うけど、夕方の場合はなんて言うんだ……?
緊張しないよう、ごちゃごちゃと意味のないことを考えながら、それでもぎゅっと身体を強張らせていたら、ぱっとラブちゃんが離れて行ってしまった。
「えっ……ええっ!? ちょ、ちょっと……」
まだ明るいうちから最後までしてしまうことに戸惑ってはいたけれど、離れていかれるとそれはそれで悲しい。
どうしよう……。
これは……どうしたら……。
パッと起き上がっても、パーカー一枚の間抜けな姿で座り込むしかできなかった。
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