25 / 115

第25話【R18】

操作に区切りがついたところで後ろから抱き締めた。 「先輩…」 「ちょっ…志摩…」 顎を掬って言葉を遮るように唇を塞ぐ。 「…んっ」 先輩の体が身構えて硬くなるが気にしない。 唇の下に親指を当てて少し力を入れれば簡単に口が開き、隙間から舌を差し入れて優しく歯列をなぞった。 だが先輩が震える手で胸を押し返す。 「あっ…こ…こんな所で…ヤダ…」 真っ赤になって。可愛すぎるだろ! 「じゃあちょっとだけ向こうで…」 先輩を抱き抱え、前処理室の奥にある扉を開けた。 少し埃っぽいが人の出入りは殆どない。 後ろ手で鍵を締めた。 段ボールの束の上に先輩を下ろし、自分の着ていた白衣を敷く。 「ここで、ちょっとだけ…ね、ユキさん」 先輩の首もとに顔を寄せて耳元で囁く。 赤く染まっている耳朶を軽く食む。 そのまま首筋にキスを落としながら白衣とシャツを脱がせた。 胸の先端をしゃぶり手のひらで肩と背中を撫でる。 「んっ…」 やや抑え気味に感じてるユキさん…。 「あっっ!」 甘噛みすれば堪えきれないという感じでぎゅっとしがみついてくる。 もう我慢できない…きっとユキさんも…。 そろそろと手を下に伸ばしベルトに手を掛ける。 夢中なのかユキさんは僕の不埒な手を止めない。 するするとベルトを外しズボンを引き抜く。 下着はもう濡れていてユキさんの形がくっきりと浮かぶ。 「ユキ…ユキ…」 下着の上からゆるゆると揉むとぎゅっと抱き締めてくるユキが愛しい。 いつまでもこうしていられないので名残惜しくも下着をそっと脱がし向かい合う形で膝に乗せた。 僕はユキの昂りを手で直接扱いた。 「あっあっ…」 …この声だけでいっちゃいそう…耳元で喘ぐユキさん。 「はあんっ…」 びくんと体が震えてユキが僕の手に吐き出した。 「…はっ…ん…」 まだ感じてる…。ユキが吐き出したモノを後ろの窪みに塗りつけ、指を入れた。 くぷっ、と差し入れて動かす。ゆるゆると、くにくにと変化をつけながら指を増やす。 僕の体に頭を付け、快感に耐えるユキ…。 「ユキ、口の中に指を入れて…」 言われた通りに自分の指を口に含む。 「…んっ…うう…はぁっ…んん…」 少し開いた口の端から唾液が糸を引きながれ流れる。 自分の指が粘膜に当たるだけで気持ちよくなっている ユキの姿にゾクッと背筋が震えた。 「…ユキ…いい?」 問いかけの答えを聞かずに僕はユキを抱き上げ、熱い楔で突き上げた。

ともだちにシェアしよう!