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第29話 【R18】

初めて明るい中でじっくり裸を見た。 「きれい…」 ユキはふいっと目を逸らす…。 舐めるように…手のひらで顔を、体を、撫でていく。 「…んっ…」 シーツをぎゅっと握り喘ぎ声を堪えている。 キスをして…体を撫でるだけで唇を噛み締め、体を絡めて悶えるユキ…。 「ねぇ、ここをチュッてするのと…」 乳首の先にキスをする。 「…キュッとするの、どっちが好き?」 次に反対側を指先で摘まむ。 「…んん…どっちも……」 「…どっちも?」 ああん、と声をだしながら…すき…と言った。 もお!もお!悶え死ぬ…。 この可愛さは罪! 僕からずっと離れられないように鎖をつけて繋いでおきたい。 赤い首輪を嵌めて…。 「ユキの可愛いコレ…いっぱい苛めてあげる」 胸の先をチリッと噛んだ。 「ああっ」 体がふるふると震えている。 構わず左胸にしゃぶりつき今度は唇で乳輪を挟みながら 舌先で舐めた。 「…んんんっ……」 僕の下で快感を逃がそうとしてるみたいに泣きながら身を捩っている。 ぺろぺろ舐めたりちゅうちゅう吸ったり、ユキを気持ちよくしようとこれでもか!と乳首を責めた。 僕は全力でユキを愛撫した。 「…ぁあん…やぁ…ぁ…」 ちょっと苛め過ぎちゃったかな。 「ゴメンね、ユキ」 乳首はそのまま、後ろに指を這わせた。 「…ふぅんっ…ん…」 待たせたね、ユキ。 中はもう熱くてそんなに感じてくれたのかと嬉しくなった。 ユキの気持ちいいトコロを擦りながら、少しずつ指を増やしていくと、僕はもう我慢が出来なくなってきた。 硬度を増し、ガチガチになったそれでユキの後ろを擦る。 「しま…しまぁ…」 はやく…来て…、そう動く唇。 僕は腰をぐいっと進めた。 「っあ!」 挿れたと同時にユキは精を吐き出し更に全身を赤く染めた。 「…やだ…俺ばっか…り…」 ああ、その気持ち良すぎてトロトロに蕩けきった顔…眼はうるうるして眉も下がって…御褒美かな。 「僕も気持ちよくして…」 僕はそう言うのが精一杯だった。

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