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SS-1-5『気になるあの人』

「…きもちぃね…ユキ…」 せっかく僕の指を吸ってくれてるんだけど…その手をそっと抜いておしりの方から…あっ!後ろの布が無い…! Tバックに似てるけどだいぶ違う形だ…。 「は…んんっ…」 そっと触れるだけでびくんと揺れる体。 「ユキはこのパンツを誰に見せたんですか?」 窪みの周りをするりと撫でた。 「あっ…んん」 「教えてくれないと…おあずけですよ?」 いやいやと首を振る。 「見せて…ない」 「棗さん、でしたっけ?あの人は見たでしょう?」 窪みに少しだけ指を出し入れした。 「…ちょっとだけ…棗が…んっ…腥漣から…やぁ…」 指を曲げ、イイトコロをなでなですると、ああん…と言ってユキは大きな快楽の波に呑まれていった。 …腥漣…? あの人とパンツ…?何の関係があるのか…? 考えながらも指を馴染ませるように動かした。 「ユキ…ユキ挿れるよ」 「んっ…」 頷いて僕を受け入れてくれる。 腰を高く抱き、一気に突いた。 「あっっ…あん」 「ユキ…」 深く…浅く…色々な角度から挿入してユキを翻弄する。 「あ…っ…」 体をくねらせ白い胸を上下させながら、ユキは両手を伸ばして僕を求めてくる。 「しま…」 脚を畳みながら開き、ユキをぎゅっと抱き締めた。 「ユキからキスして?」 ユキの両手が僕の頭を捕らえ唇が近づく。 上唇を優しく啄んでから舌を差し入れてきた。 だんだん深く舌を絡めて夢中で吸いだす。 体が結ばれたら心も一つになれるんじゃないか…そんな妄想をつい抱いてしまう。 それでも…夢を見ずにはいられない。 せめて、今だけでいいから…。

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