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SS-2-7『聖夜』
左手薬指に光る金属…指輪がこんなに嬉しいものだとは!
「縛り付けたい訳じゃないんだ…」
伏せ目がちに言葉がぽつりと落ちた。
…僕は縛り付けられてもいいけど、どっちかっていうと物理的に縛ってみたい派。
「…俺が…志摩と繋がってるって安心したい…」
「僕は嬉しいです。そう思ってもらえて」
指にはまる指輪を撫でる。
プラチナの輝きは永遠。
繋ぎ目のない指輪は一生添い遂げる証。
「一生ユキさんから離れませんから!」
ぎゅ~っと抱き締めてユキさんの頬にすりすりした。
背中に回した腕を下にもっていくと…パジャマ(僕のLLサイズ)を羽織って下は生足…。
ちょっと失礼して裾を捲ると…お尻…?
パンツは…もしかして…!
「あの…これ…」
くいっと細い部分を引っ張った。
ユキさんの顔が一段と赤くなる。
「こ…れは…その…俺が…自分で…」
最後は聞き取れなかったけど…自分で用意してくれたらしい。
「僕があの時ヘンな事を口走っちゃったから…だからですよね」
パジャマの合わせを握って頷くユキさん…。
「でも…凄く嬉しい…見せて?」
ぎゅっと握っていた合わせをゆっくりとほどいて…ボタンをはずしていくと…
「グレードアップ…してる…」
彼パジャマの下は、下着一枚きりだった。
黒いレースの下着は大事な部分がどう収納されてるのか不思議な位布が小さく、サイドには紐…解くのがもったいない…。
そして触った感じからして、後ろに布はない…。
ユキの姿が…もう…エロくて…自分を抑えられない…。
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