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SS-4-18『温泉に行こう』

「…先輩…いつまでこっちにいるんですか?」 「明後日だ」 …明後日…?! 歩みが止まる。 どうしよう…動けない。 「志摩…?」 立ち止まる僕に気づいた先輩が戻って来てくれるが俯いた顔を上げられない。 「どうした?具合でも悪いのか」 ふるふると首を振る。 …違うんです。 あなたと離れるのが辛いんです。 「…」 先輩は何も言わずに僕の手を取り、また歩き出した。 誰に見られるか分からないのに。 …僕から離れていくなら… …優しくしないで…。 離れの部屋に戻るなり先輩は俺を畳の上に組み敷いた。 「いてて」 畳に腰から落ちて、ちょっと痛い。 でもいつもと立場が逆転して、さらにちょっと乱暴な先輩に軽くときめいてしまった。 …違う…そんな事考えてる場合じゃなかった。 「志摩、おまえ余計な事考えてない?」 「……」 見下ろされ、問われる。 どう答えたらいいのだろう。 黙っていたら先輩は僕のベルトを外し、器用に僕の手首を座卓の足に固定した。 「ちょっ…何をしてんですか?!」 「志摩が素直にならないんだから俺だって好きにする」 …無茶な… 「コレ外して下さいよ〜」 僕の事は無視ししつつ、でも視線は外さずに先輩はシャツのボタンを外し出す。 それからズボンを脱ぎ捨て僕の腰辺りを跨いで座った。 先輩の指は先輩自身の胸の突起を撫で、摘み…えぇ! これって何? 「ぁ…ンッ…」 あぁ…僕がしてあげたい…。 …もしかして、おあずけプレイなの?! ドキドキする僕を置き去って、先輩は嬌声を発し始めた。

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