96 / 115
SS-4-24『温泉に行こう』
「あ…あ…ンンッ…し…まぁ…」
屋外と言ってもいいような場所で僕に挿入されているせいか、先輩はいつもよりも蕩けている。
律動に合わせるように自ら腰を振り、胎は僕を離さないように咥え込んでいる。
「あ!そこ…ダメ…!」
グリグリと先輩のイイトコロを攻めて、逆に搾り取られるように締め付けが強くなった。
「あ…先輩…緩めて…」
返り討ちに会ってもう…ヤバい…。
「あぁぁ…イッ…うぅン…」
先輩な身体がビクッと揺れて、でも力が抜けきらない。
「ナカで…イッたの?」
「ずっと…キモチいい…ぁ…」
僕は歯を食い縛りながら腰を振っていたが、涙目で振り返る先輩の顔を見て…先輩のナカで気持ちよく果てた。
「今日はもうしない…」
浴衣を着て、布団の上で寝転んで先輩は僕にそう言った。
眠そうに、目がトロンとしている。
「はい…」
やり過ぎました…。
「お水飲みますか?」
随分と喘がせちゃったから…喉乾くよね。
「ん…」
上半身を起こし白い喉がゴクンと動く。
「お母さん、とても素敵な人ですね」
「…それだけじゃないけどな」
美人で、顔は先輩によく似ていて、快活な感じ。
「…明日は…親父と若葉が来るって言ってた…」
わ・か・ば?!
「だ…誰です?」
「ん〜俺の…」
すーっと、息が寝息に変わった。
「寝た?」
誰だろう…若葉って…。
「兄弟は居ないはずだけど…」
気になって俺は寝付けず、先輩の横顔を一晩眺めていた。
ともだちにシェアしよう!